父のこと
この投稿を使って、たくさんの思い出を整理できたことで、私にとっても心の整理ができ、とても良い父の最期を迎えられたと思っています。 思春期から口をきかなかったことや、父への許せない気持ちが漠然とあった中、末期の癌を宣告されて、戸惑っていた時に…
父が亡くなって、忌引きがあるので 家の片付けと年末までにできる手続き等をしている。 兄弟3人でとにかく、書籍が多いのでその処分のための整理。 そして、父には変な癖があり、それは本の間にモノを挾むこと。 何だろうか、本の中に置いている? みたいな…
お通夜があった。 コロナ禍なので家族葬で、本当の身内だけで行った。 コロナ禍ということで 私たち兄弟とその子どもと、だけにしたかったが 父の兄弟とその子ども、あるいは父の兄弟の子どもが 来てくれた。 私にとっても、いとことの本当に久しぶりの再開…
昨日、父が旅立ちました。 昼過ぎに連絡があり、仕事の調整をして夕方駆けました。 緩和ケア病棟では 最後の延命措置を希望によってはしていないので 私がついた時には、酸素マスクをつけた父が眠っているように見えましたが、 少し前から脈はなかったようで…
先週、父に会うと思っていたよりも元気だったので ビデオ電話で通話した息子たちも 「声出てるやん」「元気やん」と言っていた。 私も「緩和ケア病棟に入って、元気になったな」と感じていた。 ただ、その裏には、惜しみない薬の投与があるのも知っている。 …
父の入っている緩和ケア病棟は、いつでも面会が可能で 家族にとっては、本来なら、とてもありがたいところだ。 仕事の帰りに、父のところへ寄った。 少し遠回りになるが、もともとが片道40キロ強を車で通勤しているので、あまり変わらない。 「1週間に1…
緩和ケア病棟に、先週から入り、初めてお見舞いに行った。 面会は1日中自由。1家族3人まで、15分まで。 ナースステーション前の入り口で、検温を済ませて部屋を教えてもらう。 妹からの情報では、痩せていたと聞いていたが、やっぱり痩せていた。それよりも…
去年の年末に体調が悪くなった父。今年の12月で80歳になる。 末期の癌だったので、抗ガン剤治療をして、一通りの効き目がありそうなものを使ったらしいが、それも10月で終了したとのこと。これは昨日、妹が教えてくれた内容。 父の癌がわかると同時期からコ…
そういったことを、長男は電話で私に伝え 「オカンがそんな風に思われて、悪い」と私に謝った。 その言葉は、とても嬉しかった。 私の母は、褒めて育てるタイプではなく とにかくダメだし、叱咤ばかりで私を育てた。 だから、そう言った言い回しは、想像もつ…
うちの長男は、浪人時代を私の実家で過ごした。 そもそも、高校3年生でもあまり勉強しておらず 長男本人も、保険のつもりか 推薦入試受験の帰りに、実家にお願いに行っていた。 帰りにお願いに行ったこと。これには、私も激怒した。 でも一般入試も受けたい…
子どもが産まれてから、父と話をすることが増えた。 いつも父は、孫のことを思い 「子どもには好きなことをさせなアカン」 と言う。 私は、3歳からバレエ、4歳からピアノを習い 「習い事は10年続けないといけない」 という母の教えを守り 辛い気持ちを我慢…
いつも、父に言い負かされてしまう私は いつか「ギャフン」と言わしてやろうという思いから 今でいう「どう論破するのか」ということを 小学生の頃から考えていた。 父も変わっていたが、私も相当変わっていた。 私は、家の外では大人しい子だったので 自分…
癌末期の父の記録。 幸い父は元気で、実家の庭の手入れをしているらしい。 幼い日の思い出。 父は空気があまり読めない。 でも、読める時もある。 読めていても、自分を主張して空気を崩す時もある。 「これを言って何が悪い」と言う。 威厳があるというのと…
癌末期の父から実家に来るようにとの連絡があったが、腰が重く伸ばし伸ばしになっていたのです。「四連休中に行く」とnoteに宣言するも一日遅れの今日になった。 四連休中に実家に行くはずが 連絡するのが遅くなり、やっと今日の仕事帰りに 実家へ立ち寄りま…
なんか、あまり進まないんです。気持ちがね…。 先日、父から電話があって「一度家に来て」とのことでした。 日程調整を理由に先送りしていますが、この休み中には行かないと…と思いながらも重い腰が上がっていません。 父は末期の癌が2月頃にわかり、そろそ…
癌で闘病中の父親とコロナで会えないので 父への手紙を書いたことをきっかけに 私の中であふれてきた思い出を記録として書いている。 でも 4連休後に、実家に行ってから 「父のこと」を書くモチベーションが下がっていたので しばらく遠のいてしまっていた…
思春期から こだわりが強い 急な物事の変更に対して臨機応変に対応することができない 要領が悪い そういう父を受け入れられなかった。 実家は、父方の祖父母との同居で 母対父方、姑みたいな雰囲気の家族だったので もちろん 愚痴を聴くのは、長女の私とな…
癌で闘病中の父親とコロナで会えないので 父への手紙を書いたことをきっかけに 私の中であふれてきた思い出を記録として書いている。 実家は普通のサラリーマンの一家だった。 小学校3、4年の夏休みには 淡路島の親戚の家に、1週間ほど遊びに行った。 酒屋…
思い出されるエピソードには、どんな意味があるんだろうか なぜ、それを思い出されたのかはわからないが なぜか、でてきた記憶。 私が小学4年生くらいの頃の話。 だんだんと父親への不信感が芽生えてきていた頃。 淡路島の親戚の家からの帰り、どこかのレス…
思い出されるエピソードには、どんな意味があるんだろうか なぜ、それを思い出されたのかはわからないが なぜか、でてきた記憶。 幼稚園か1,2年生の頃の話である。 父と二人で、最寄り駅の立ち食いうどん屋へ行った時の話である。 後にも先にも、一度きりで…
父は、ハイキングや山登りが好きで、 近くの山へよく連れってもらったことを思い出した。 こう言ったが話される時に、いつも語られるのは、 私が幼稚園に通っていた頃 ある冬の休日、父と一緒にハイキングへ行き 行った先でボートに乗ったが 冬の冷たい池に…
昨年、12月末に体調不良で急に入院した父は 12月に79歳になったばかりだった。母と二人で暮らしている。 年明けに胆道癌がわかり 十二指腸と膵臓切除の2月頃手術予定だったが 検査を重ねた結果、肝臓にも転移があり 手術は行わず肝臓癌への化学療法を行うと…