心理師 juneberry’s blog

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小さな地政学 文化資本かなと思うこと

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地政学、やっぱり少し日常生活から遠い話かな、と思いながら 

今週は毎日地政学について考えています。

 

ふと、お茶お華のことを思い出しました。 

私は大阪府の端の生まれで、私鉄沿線でしたので 

京都市とすぐの所に位置したところにいました。

 

実家では気が向いたときに、頼まれると母が教えるくらいで 

特に教えたりはしていませんでしたが

実家には、お茶室やお水やもあり 

茶道、華道を小さい頃からやっていました。

 

「自宅で母から習っていても…」ということで 

気楽に近くで教えておられる先生のところに習いにいったりもしていました。

 

いろいろな流派はありますが 

近所でやっておられるお家があったので 

母と妹とで「お茶会」にお呼ばれしましたことがあったのですが 

非常にきらびやかだったので

秀吉の茶室は見たことはないですが、その時には

「秀吉の茶室か?!」

と驚いてしまいました。

 

とにかく、お茶という文化が浸透していたということです。

 

その当時、習っていた先生のお家では、おばさまと同じくらい

高校生や大学生、社会人の方も多く

お茶とお華を、そこで一緒に習って

友だちとしても仲良く遊んでいました。

 

ただ、昔は恥ずかしくて

大学の友だちや会社の人には

お茶やお華を習っていることは

隠していました。

 

そして、結婚して落ち着いたら

またやりたいな、なんて思っていました。

 

現在は京都府なのですが、田舎に住んでいます。

そういった文化は、あまり入っていなくて 

カルチャーセンター等での茶道、華道はありますが 

ご自宅でのお教室みたいなのは、まずないことに 

びっくりしました。

 

洛中の人(だいたい京都市内の人)には

京都府やからって、京都って言わんといて」

と言われそうですが

 

今住んでいるところが、新興住宅街であることも

理由の一つだと思いますが 

「こんなに近くでも、文化って違う…」 

と強く感じたところです。

 

自治体の線引きではなく、沿線などの立地で

文化資源も随分と違うという感覚は持っています。

 

地政学というと、なかなか身近で感じることは少ないようですが 

無いようでも、よく考えると実はそういったことがあったりして 

引きつけて考えると、小さな地政学、面白く思いました。