心理師 juneberry’s blog

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私が2ヶ月間自宅を空けると言うこと 女性の生き方と働くこと

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4年前の秋ごろ、2ヶ月程の仕事で研修へ行きました。

場所は、ずいぶん離れたところでした。
そして、その時に一番の気がかりだったのは
家に残される家族のことでした。

2ヶ月間、家を空けるので
どう言われるか、反対されたら…

といろいろ頭を過ぎりましたが
でも私の中に「行きたい」と言う気持ちが強かったのです。

そこには

配偶者とのバランスや、家族への遠慮もありました。
専業主婦から働き出す時にもありましたが
なんとなく、こちらの方が大きかったです。

その年は、長男も次男も受験が終わり
中1と高1になった、その2学期。
9月から11月までの間の研修でした。

2ヶ月間、男3人の生活を考え出すと、不安は次々と出てきましたが
そんなことをひとつ一つ考えていても仕方がなく


とにかく、楽天的な家族は
「いいよ」と、逆にちょっと、楽しむような様子までありました。

うちの家族は

お互いの実家からの人的なサポートがない家なのですが
「もう中高生になる息子と、夫なら大丈夫」と
私の行きたい思いを、優先させてくれました。

困ったことがあれば、連絡を受けて対応していましたが
1ヶ月ほど経つと、それもほとんどなくなり
それなりに、男3人でやっているようでした。

帰ってから話を聞くと、1ヶ月までが大変だったと…。
それ以後は、みんなそれなりにパターンができて
やっていっていたようです。

中高生だったので、毎日、お弁当があったのですが
(ムリしなくていいと言っていましたが)

夫は、できるだけ作っていたようで
「チクワ」が一本そのまま入っていた話や
ある時から、毎日、惣菜が続いた話などいろいろ聞きました。

私は研修に行かせてもらっている身なので
家族に対しては、本当に感謝しかありませんでしたが

家族へ遠慮して、自分のしたいことを我慢しなくてよかったと
今は、心から思っています。

それまでは、母親は、家のために働いて、家事、育児をして…
と言う感覚が強かったので

休日に、自分で研修に行くことや勉強会へ行くこと
また、そう言った仲間との飲み会へ行くことに対しても
いつも、後ろめたさがありました。

でも2ヶ月間、家を離れて

私が学んだことと、家族の様子を天秤にかけたとしても

自分のために働いて、学んで、そして交流して、息抜きも含めて
全部大切なことだと気づきました。

また、それをうちの家族は

さほど気にも留めていないと感じました。
(これは、家族によって差があると思いますが)

女性の人生って、どこか家族ありき、みたいに
私が勝手に思い込んでいたのですが

そうでなくても良いと、その時に強く感じて
いろいろな考え方が、さらに大きく変わっていくポイントでした。

私が、46歳の秋のことです。