心理師 juneberry’s blog

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何になりたいのかでなく、どんな人間になりたいのか「賢者の書」喜多川泰

 

賢者の書

賢者の書

 

 

毎日、片道1時間以上の通勤時間を利用してKindle本を耳読しています。

 

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間29分)

 

 

 

感想…

自己啓発系の小説でした。

喜多川泰さんのこう言った本には、私はとても重みを感じています。

 

人生の中での経験には、失敗も成功もない。

全体の見えていない時に、それが必要でないモノとは分からないということです。

経験したものを、人生の1つのピースとして、受け入れる。

そして「何になりたいのか」を決めるよりも、「どんな人間になりたいのか」が大事だということ。その職業に就くこと自体が、成功ではないということを教えてくれました。

 

ビジョンは見るものでなく、自分で作るもの。

単なる知識として知っているだけではなくて、自らの生き方として、身についているものでなければ意味がないのです。

ビジョンをどこか見るものとしていた、頭でっかち気味だった私にとって、自分の生き方として身についているのか?と問いかけるきっかけをもらいました。

若い人だけでなく、人生を振り返る意味でも、面白い内容だと思いました。

 

 

毎日の暮らしと、思うようにいかない仕事に絶望を感じていたアレックスは、ある日、思い出の公園で14歳の少年サイードと出会う。サイードは9人の賢者と出会う旅を続けていて、この公園で最後の賢者と会うことになっているという。

アレックスはサイードの許しを得て、サイードの旅の集大成である「賢者の書」を読み始めた。そこには、サイードが14歳の誕生日を機にスタートしたさまざまな冒険譚と、賢者たちから学んだ最高の賢者となるために必要なエッセンスがしるされていて…。

人間は何度だって生まれ変わることができることを強く確信し、生きるエネルギーをもらえるファンタジー仕立ての自己啓発書。(Amazonより)

 

著者について

喜多川泰(きたがわやすし)

1970年東京生まれ。愛媛県に育つ。
東京学芸大学卒。
1998年、横浜に聡明舎を創立。
以降、生徒の能力を最大限に発揮する方法を求めて自己啓発の研究を続け、自ら執筆活動を始める。
著書に『君と会えたから……』『手紙屋――僕の就職活動を変えた十通の手紙』
『手紙屋 蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』『上京物語』(以上、小社刊)、『「福」に憑かれた男』(総合法令出版)がある。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。(Amazonより)