心理師 juneberry’s blog

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償還できました…いい感じの人だった私の若い頃

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私は、言葉についての思いが強いな、とは気づいていましたが

自分がこれほどたくさんの思いを持っているとは
ちょっと意外です。

もともと、子どもの頃から大人しくて
内弁慶だった私が、営業という職種を通じて
表面的には、人と臆せずにお話しできるようになったのですが
コミュニケーションツールとして、言葉を使う時に

思いもしないことを、言葉にすることには
言葉の意味に、重きを置いていた私にとって
とても高いハードルが、ありました。
(どこか、ウソついているように感じられて)

顧客と世間話をする中で、まったく価値観が逆の人であっても
私は話を合わせていましたし
23、4歳の私は、それが仕事だと思っていました。

今考えると、自分の思っていることを言った方が
顧客も付き合いやすかっただろうに…と思いますが

自分の意見を言うことは
相手を否定することでしかない、と考えていたその頃の私は
ひたすら、微笑みながら相手に合わせていたんですね。

今では、
人はそれぞれ、意見が違うということがわかって
逆に、しっかりと意見が言えることや、思いを伝える方が
顧客にとっても、魅力的な人になると思っているのですが

その時は、頭固かったんですね。
いつでも、いい感じの人になっていました。

仕事でもそうでしたし
プライベートでもそうでした。

社会人になること=人と合わせていくこと

と考えていたようです。

でも、自分の意見をまったく出さずに
どこでも、感じのいい人になっているので
そのひずみが大きくなり、だんだんとしんどくなってくるのですが…。

私には、そういう背景があって
いい顔をして、人と繋がる自分に対して
嫌悪感のような、アレルギーがあります。
いい顔をしないで、普通に繋がればいいんですよね。

そして、もう一つ。
自分の意見を言わずに、感じのいい人になっていると
マウンティングしたい人や、自慢をしたい人や
人を利用しようと思っている人
そして、サイコパスまでが寄ってきます。

ただ、私はいい感じの人になっているだけで
本当は、自分の意見を結構しっかりと、もっていたので
それを示しはじめると、そういう人たちは来なくなりました。

それからだんだんと、コミュニケーションを取るときに
必要以上に愛想よくしないようにと、経験から習いました。
そして、必要以上に愛想のいい人は…

ちょっと歪んだ思考なんですが
誰にでも、話しかけること
しかも、いい感じに話すことはできるのですが

また、嫌な人が寄ってきたら…と思うと
どうしても、話しかける人を
無意識のうちに、先に選んでしまうところがあります。

自分の気持ちに反している、と感じる時には
社交辞令的なお話は、ほとんどしなくなってしまいました。
これは、ある種のトラウマみたいなものですね。

以前から、気になってモヤモヤしていたことを
言葉にすることができました。

償還できました。
(やっぱり、言葉にすることの力って私にとっては大きいです)