心理師 juneberry’s blog

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メラビアンの法則から… 言葉の力

f:id:juneberry-miyatomo:20210213113047j:plain私も若い頃は「感じのいい人」をやっていたので

その気持ちが、よくわかるのですが
初めは笑顔をやめることが不安で、やめることができなかったんです。
厳しいことを話す時にも、少し笑顔で言っていました。

それは、外部へ向けてのやり方としては
顔は笑顔のままで、厳しいことを言う方法は、有効ですが

職場内となると、それは有効ではなく
そのうちに、なめられてしまいます。

結局、笑顔のままだと
伝えたいことを、伝え切れないことが多いんですね。

だから、そんな昔の自分のような若者を見ると
「指導する時には、絶対に笑顔を出さずに」
と、勝手にアドバイスをしてしまいます。

人は、笑顔の人を見ると
「許してもらえるかな」と思いがちなので

人のいい若者を見ると
仕事上で、そう言った場面ではメリハリとして
笑顔を封印するように、つい言ってしまいます。


あと、上司にありがちなのは(愚痴ちょっと入ります)
上滑りな言葉…
これは本気だろうか?と思ってしまいます。
そもそも、やる気があるのかどうかが疑わしく思われるって…

また、言っていることと、やっていることが違う上司。
綺麗事を言っているけれど、日常でやっていることは…

結局、言葉を綺麗にしても、それに合わせた人間性?というか行動をしていないと
言葉は生きてこないどころか、より信用がなくなります。

本当に、等身大でいいと思います。
その方が、確実に伝わると私も思っています。


以前、仲の良い同僚と二人で話していた時に
格好の良い言葉を、外部とのお話で使いたがる人の話になりました。
難しそうな言葉とか、最新の言葉とか…使うのですが

別にどの言葉を選ぶのも、その人の自由だけど
相手に伝わっているのかよりも
「結局、気取ってるだけだよね」という結論になりました。

そういえば「気取る」っていう言葉
普段は、ほとんど使わないけど

「私たちって、気取ってることあるんかな?」
とかいろいろ話して
「私たちは、素で行っているので気取ってない」
ということになりました。
気取るっていう言葉、考えたこともなかったけれど
気取りたくはないな、と思った出来事でした。

とにかく
言語や非言語の中に、たくさんの自分が滲み出てくるということと
相手には、表現していない部分も含めて
思っている以上に、たくさんのものが伝わっているということなので

「自分の頭の中と、自分の言葉と、自分の非言語情報をすべて一致させて、一直線にすること」

は、言葉だけでなくて、自分らしく生きていたら言葉などに滲み出てくる
みたいな感じが強いのかと思いました。