「雷の季節の終わりに」恒川 光太郎
お久しぶりです。
私が、Kindle本を耳読した本を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(4時間27分)
感想…
内容に深みがあってとても面白かったです。
投稿できない間も読み続けていて、今は少しホラー系が入りつつあります。
これも初めての分野です。
「穏」という今の世の中から隔離されている村での価値観と、今の世の中での価値観は異なるのですが、人の心は違わないと感じました。
物語中に出てくる「風わいわい」という憑依するものや「獣」にも同じ心があって、命に関しての価値観は同じであると感じました。
人は、何か力を持ってしまうと、傲慢なことをしてしまうものなのでしょうか。
でも、いつかはそれも正されるとで、この物語は終わってくれているところが救いでした。
内容(「BOOK」データベースより)
雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。地図にも載っていない隠れ里「穏」で暮らす少年・賢也には、ある秘密があった―。異界の渡り鳥、外界との境界を守る闇番、不死身の怪物・トバムネキなどが跋扈する壮大で叙情的な世界観と、静謐で透明感のある筆致で、読者を“ここではないどこか”へ連れ去る鬼才・恒川光太郎、入魂の長編ホラーファンタジー。文庫化にあたり新たに1章を加筆した完全版。
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