心理師 juneberry’s blog

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事実の見え方 共有認識

 

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私が以前、仕事内容で困っていたときに 

相談した人に、教えてもらっていたことが 

現状を共有するところから、まず始めることが大切だと 

教えてもらいました。同じですね。 

 

相手には、相手の言い分があって 

こちらには、こちらの言い分があるので 

それは置いておいて、現状を共有すると。 

まず、共有して、ゴールを共有するということ。 

 

根深くなっているような、長年の問題は 

だいたい見た目は、複雑だけど 

本当に事実の認識、そもそもそこが異なっているという 

基本的なことに問題があると、その時によく分かりました。 

 

そして、最初の現状の把握を一緒にできれば 

その後は、ずいぶん見えてくるとわかりました。 

 

最近、私の周りで起こる問題について、気づいてきたことは 

いろいろ問題はあるんだけれど 

ほとんどの問題は、その本質的な問題ではなくて 

人に対する思いが根元にあって、掘り下げていくと 

「あの人は嫌い」的なものが、核として現れてくるように感じています。 

 

いい大人が、本当に恥ずかしい話ですが 

「好き嫌い」が仕事に関わって、揉めている元をつくっていること 

本当に多いです。 

もちろん、表面的には、きちんとした立派な問題として上がってきます。 

だから、厄介なんですね。 

 

でも、たぶん 

初めは、それぞれの認知のひずみが元となって 

事実の共有が、きちんとできていないところから始まって 

絡みに絡みまくって、いるんだろうなと感じています。 

クレーム処理などの対応でもよく聞きますが 

最初の対応が悪いことが 

その後の大きな問題へと、つながるというようなこと。 

それは、アサーティブなコミュニケーションが足りず 

事実の共通認識ができなかったことから、きていると言うことなんですね。 

 

あと、年齢や立場の違いで 

見える景色がまったく違うということ 

よく分かります。 

 

残念だと思うことがあるのは 

若い人は、優しい人をいい人と認識していることが多くて 

それは、自由なんですが 

若い人の評価が高い人が私たち年配から見ると 

「…?」と思えることがあります。 

 

それほど、同じモノを見ていても 

それぞれの感じ方は異なるのは

自分が、何を最優先に考えているかの違いかな、と思います。

 

 

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