心理師 juneberry’s blog

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不完全とちゃんとすることと

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私は、きちんとしたいという完璧主義でした。

相手には、押し付けないので
表面的にはあまり、そういう風には見えないですが。

学校で勉強して、いい学校へ行って、いい大学へ行って
いい会社に入っていれば、いい人と結婚できて
幸せになれると、思い込んでいました。
ウソみたいですが、心から信じていたようです。

完璧に生きていれば、幸せになれると思っていました。
20代でもそれを信じていたというか
思い込みというか、刷り込みというか
ふと、幸せといい会社とは関係ないのではと思えたのは
29歳の頃でした。

結婚して、そこから、少しずつ自分の中で変化が出てくるのですが

それでも、大企業に勤めている人を見たり
また、そういう人と結婚した知人を見て
どこか安心感に、やっぱり羨ましく思ったり
ホント少し進んで、やっぱり戻ってみたいな時期もありました。

でも、それは自分の中での葛藤だったんです。

息子が産まれると、息子は自分の分身のように思い込んでいて
私が完璧に生きてこられなかった部分を、完璧にしたいという思いからか
「ちゃんと」させようとしました。

クラスでもちゃんと、勉強もスポーツもちゃんと。
息子に掛ける言葉は、ダメ出しだけ。

私の中では「ちゃんと」させるには
ダメなところを、直さないといけなかったからです。

その子の個性なんて、考えていなくて
凸凹をなくしたい。すべてを満遍なくできる普通の子に。
欲を言うと、できる子に。
だってそれが、息子のタメなんだからと。
まさに、あなたのためを思って。

どこか違う…と感じながらも
私が母にしてもらった事を、さらにエスカレートさせてやっていました。

自分の親しかモデルを知らない、私のような母親は
それが、おかしいと感じながらも、日々の生活に追われて
それ以外の、やり方がわからない。
だから、違和感を持ちながらも、続けてしまう…
断ち切ることが難しい、連鎖を感じました。

でもでも、やっぱり違うと思って
でもでも、子育ては毎日進んでいて

とすごく困りながら
いろいろな本を読んで、著者の方の講演を聞きに行って、手をあげて質問して
(よくやったよな、と思います。今の方が緊張する。それほど必死だったんだな…)

…少しずつ、私が変わってきました。

結局、私が評価を恐れていたんですね。

母から何て言われるだろう?って
いつも、どこかにありました。

書ききれないことも、たくさんありますが
その頃の私の中には、アサーティブのかけらもなかった。

小さい頃に、そんな育て方をした子供がどうなるかに、とても不安に思っていますが
とにかく思った時からやり直しができる、と言う言葉を信じてやるしか、私にはないです。

 

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