私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(3時間24分)
感想…
生活保護受給について、甘えと支援についての違いにを考えさせられました。
ねずみ小僧のしていることは善か悪か。
不正に生活保護費が受給されていることや、貧困ビジネス。
本当に困っている人たちに、お金が届かずに、悪い人が儲けてしまっているような現状が見えると、どこで制度が歪んできたのだろうか、と考えさせられました。
ここに出てくる、後継者のねずみ小僧は、現金を支給するのではなく、その人に足りていない物品を配っていました。
では、制度もお金でなく物品にすれば良いのだろうか、と考えたり。
内容(「BOOK」データベースより)
被
生活保護者を担当する
ケースワーカーとして、
大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、いっこうに自立しようとしない者や、保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「
貧困ビジネス」の存在に、
生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、
大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり…。「
生活保護制度」の矛盾を突く問題作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大門/剛明
1974年
三重県生まれ。
龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回
横溝正史ミステリ大賞&
テレビ東京賞をW受賞。以後次々と新作を発表し、社会派ミステリーの新星として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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