心理師 juneberry’s blog

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ストレスに気づかない怖さと、収入への覚悟って…

f:id:juneberry-miyatomo:20210522112231j:plain今日は、何を書こうか 迷って

それで、課題を先に書いたのですが
新卒で就職した証券会社でのことを、思い出しました。

私が営業5年目(27歳)の頃に
ちょうど、多くの金融機関が潰れていく時期があり
毎日、顧客からのクレームや出金が続いて
やってもやっても、金融機関に対する信頼が戻らないことに
会社でも、みんなが疲弊していました。

若かった私は、ストレス発散のために
飲みに行ったり、土日に予定を入れたりして
なんとか、日々のモヤモヤを埋めていたのですが

毎日、疲れている中
飲みにいくのも、だんだんとしんどくなり
一人暮らしだったのですが
家に、こもるようになりました。


その年末、あと何日かを残した頃
急に吐き下しが始まり、止まらなくなり
しんどすぎて、どうしようもなくて
救急車を呼んで病院へ搬送してもらいました。

ストレス性の胃腸炎ということでしたが

株の注文などいろいろあって
明日、どうしても行かないといけない、と言う思いもありましたし
まだ、達成できていない数字に対して
周りの人に迷惑をかける、という思いが強くて

「いつ退院できますか」と
看護師さんに、聞いていたように思います。

私がいないと自分の顧客はどうなるんだろう
という心配の中

1日休み、2日休み、しても、会社は回っていることを実感し
そして「何とかなるんや…」とやっと気づき

さらに、体調もよくなってきて
病室で、ぼーっとできる時間ができると
私がいる場所は、ここではないかも…とも思えてきました。

結局、年末は入院して、実家に戻り
1月4日の初出に、証券会社らしく着物を着て出勤しました。

でも、その時には、気持ちが決まっていて
1月末には、退職の意思を上司に伝えました。
引き止めもあって、半年後の7月末に退職することになりました。

今思えば、若かったと言うこともあって
肩の力が入ったまま、何でも真正面から
文字通りに受け止めて、必死に頑張ってたな、と思います。
(かわいかったなと思います)

私が、今の職場に行き着くまでには
もう少し、大人の経験をしてからになりますが

コロナの前には
体調が悪くても、無理して出勤してくる若い人が

「今日は私がいないと、ダメなんで…」

と言うことが多くて

この言葉を聞くたびに、昔の自分を思い出して
「こっちは何とかなるから大丈夫」と帰ってもらいました。
(組織で回っていることを、経験してもらいます)

そういう思いになっていくと、危険だと思っています。
自分で、ストレスに気づかない感じ。

私がそうだったように、一人暮らしの若い人は
仕事が100%の世界に、なってしまいがちなので
上手くいかない時には、特に要注意だと思っています。

家庭があると、それはそれで大変ですが
1日が100%あるとしたら、その中に、家庭が占める割合や
その中でも、人によっては子育てが占める割合が出てくるので

もし、仕事の失敗があっても、考えている暇が忙しくて
ずいぶん薄まると思っています。
(一人暮らしの若い人は、仕事の失敗が100%日常になりがちなので)

ストレスと収入を天秤にかけたときに
入院後の私は、自分の身体を壊してまでの収入はいらない、と思えましたが

逆にいうと
身体を壊さない程度のストレスは、ガマンするという感じも持っていました。

そして、その当時の収入(今考えると少ないですが)を手放す覚悟
その時の自分にとっては、精一杯頑張っての収入だから、覚悟が必要でした。

私は覚悟だけで辞めたので
その時に、リソースがしっかりとあれば、もっと楽だっただろうな、と感じました。

 

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