心理師 juneberry’s blog

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「総理にされた男」中山七里

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(5時間27分)

 

感想…

中山七里さんの本、2冊目でした。

政治の中枢の話が、主人公を通してとてもわかりやすく入ってきました。あまり政治に詳しくない私にとって、被災地復興や与党と野党ととのやり取りがとても面白かったです。

国民の幸せを思って初めは政治家を目指した人たちが、いつの間にか職業として政治家をやっている日常に、影武者の主人公が入り、子どものような理想を掲げていく。それが、とても新鮮で周りの政治家やひいては国民を動かしていくのですが、とても爽快でした。現実では、そういったことがないと思っている自分がいるのも寂しいことだと感じました。

中身の濃い内容に、またこの作者の本を読みたいと思いました。

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

「しばらく総理の替え玉をやってくれ」―総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件!?怒涛の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる、痛快エンタメ小説! --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中山/七里
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。