心理師 juneberry’s blog

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「51歳の左遷」から全ては始まった大逆転のリーダーシップ論 川淵三郎

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(2時間48分)

 

感想…

私が51歳なので、興味があって読み始めました。

だから初めは、川淵さんが誰なのか分からずにサラリーマンの本と思って読んでいました。

「ああ、チェアマンの」と結びついてからは、サッカーだけをやってこられたわけでないところに驚きました。

企業で体育会系が強い、と私たちの時代にはよく言われましたが、結果を出すところを第一優先にやってきた人の強さを感じました。何を優先して仕事をしているのか、例年通りではなく、助言を理論的に取り入れる、本質的に大事なことだと感じています。

目標を達成したいのか、いいひとに思われたいのか、自分が何をしたいのかを考える。

本当に、今の私にたくさん響いた言葉がありました。

敵のことより、足元を固め、いかに推進力を与えるかに集中する

最優先されるのは、自分が人や世間からどう思われるのか「イメージ」にこだわることではなく、自分にしかできない仕事をどう評価されるか

危機管理の鉄則は「隠さず」「正しく」「迅速に」

リーダーとして学びの多い本でした。

 

内容(「BOOK」データベースより)

プロサッカー「Jリーグ」を誕生させ、日本をW杯の常連国にまで成長させた功労者・川淵三郎キャプテン。その類まれなリーダーシップは、なぜ発揮できたのか?一度はサッカー界から身を引くつもりだった人生に、何が起きたのか?その転機は、意外にもサラリーマン時代の左遷人事にあった。五十歳をすぎて味わった挫折。それから二十年、人生後半に賭けた新たな夢とは―。かつて「独裁者」と呼ばれ革命を起こした男が、サラリーマン時代の失敗談から、家族との交流までを包み隠さず明かした体験的リーダー論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川淵/三郎
1936年大阪府高石市出身。三国丘高から二浪で早稲田大に進学。2年生の時、サッカー日本代表に選出される。61年古河電工入社。64年東京五輪アルゼンチン戦では同点ゴールを決める。国際Aマッチ24試合6得点をあげるなど「槍の川淵」と呼ばれた。70年に現役引退後、古河電工の監督、日本代表監督を務めながら名古屋支店金属営業部長に。88年から日本サッカーリーグ総務主事としてプロ化に奔走。91年Jリーグ初代チェアマン就任を機に30年の会社勤めに終止符を打つ。2002年日本サッカー協会キャプテン(会長)となり、現在は名誉会長。妻と二女、三人の孫がいる。ゴルフのハンディは8で「エージシュート」も狙う腕前。趣味は手品で「東京アマチュアマジシャンズクラブ」会員。09年早大特命教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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