血の記憶(文芸社文庫)麻野 涼
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(5時間)
感想…
社会派推理小説とても面白かった。外国人労働者を巡って、日本がとってきた政策。そしてその政策に翻弄される人たちが時代を超えて絡み合っていました。
麻野さんの作品は、とても勉強になりながらも、展開やドキドキ感がたまらなくて面白いです。やっぱり歴史に基づいていて、本当にあったのかも知れない…あたりにリアリティを持って読めるからなのかな、と感じています。
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内容(「BOOK」データベースより)
著者について
1950年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロで発行されている日系紙パウリスタ新聞(現ニッケイ新聞)勤務を経て、78年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。87年、『カリブ海の〈楽園〉』(潮出版)で第六回潮ノンフィクション賞、91年に『蒼氓の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に初の小説『天皇の船』(文藝春秋)を麻野涼のペンネームで上梓。文芸社文庫『死の臓器』『死の刻』『死刑台の微笑』『誤審死』と精力的に社会派ミステリーに挑戦している。『死の臓器』が連続テレビドラマ化で話題に。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
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