北からの使者(文芸社文庫)麻野涼
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(4時間45分)
感想…
麻野さんの作品にハマっています。
事実がもとになりながらの小説であるところと、その背景がリアルで目を覆いたくなる内容が
あって、私が知らない世界がたくさんあるんだと実感しました。よく北朝鮮を題材にしたドキュメンタリー番組なんかで流れている内容が、よりリアルに小説で表現されている感じで、心が痛くなりました。国が違うだけで、この時代にこれほど生活環境が変わるとは、そのトップに立つものの責任を大きく感じます。
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内容(「BOOK」データベースより)
テレビでは連日連夜「小泉首相が平壌を電撃訪問」のニュースが報じられていた。その直後、横浜の寿町の市営アパートで老女が殺された。犯人は、手紙の行方を韓国語で尋ね、老女が否定するとサバイバルナイフで首筋を斬りつけ、立ち去った―。伊丹夏生は、元陸上自衛隊員で、除隊後、ミャンマーの少数民族、カレン族の解放軍の傭兵として戦っていた。歌舞伎町と新宿西口で焼肉店を経営する朴昇一は、密かに伊丹と連絡を取り、彼の帰国をうながした。伊丹は朴から、寿町で殺された母親のことを話され、殺人の動機となった手紙のコピーを見せられた。その手紙には、なにが書かれていたのか!?北朝鮮の闇を抉る、衝撃の書下ろし社会派ミステリー! --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
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