心理師 juneberry’s blog

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北からの使者(文芸社文庫)麻野涼

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間45分)

 

感想…

麻野さんの作品にハマっています。

事実がもとになりながらの小説であるところと、その背景がリアルで目を覆いたくなる内容が

あって、私が知らない世界がたくさんあるんだと実感しました。よく北朝鮮を題材にしたドキュメンタリー番組なんかで流れている内容が、よりリアルに小説で表現されている感じで、心が痛くなりました。国が違うだけで、この時代にこれほど生活環境が変わるとは、そのトップに立つものの責任を大きく感じます。

 

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

麻野/涼
1950年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロで発行されている日系紙パウリスタ新聞(現ニッケイ新聞)勤務を経て、78年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。87年、『カリブ海の“楽園”』(潮出版)で第六回潮ノンフィクション賞、91年に『蒼〓(ぼう)の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に初の小説『天皇の船』(文藝春秋)を麻野涼のペンネームで上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

テレビでは連日連夜「小泉首相平壌を電撃訪問」のニュースが報じられていた。その直後、横浜の寿町の市営アパートで老女が殺された。犯人は、手紙の行方を韓国語で尋ね、老女が否定するとサバイバルナイフで首筋を斬りつけ、立ち去った―。伊丹夏生は、元陸上自衛隊員で、除隊後、ミャンマー少数民族カレン族の解放軍の傭兵として戦っていた。歌舞伎町と新宿西口で焼肉店を経営する朴昇一は、密かに伊丹と連絡を取り、彼の帰国をうながした。伊丹は朴から、寿町で殺された母親のことを話され、殺人の動機となった手紙のコピーを見せられた。その手紙には、なにが書かれていたのか!?北朝鮮の闇を抉る、衝撃の書下ろし社会派ミステリー! --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

 

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