「空白の絆 暴走弁護士」文芸社文庫 麻野涼
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(4時間28分)
感想…
暴走弁護士の続編なので、内容も似通ったものかと思っていたが、まったくテイストが違っていた。会社の後継者争いを発端に、戦後の広島を舞台にした謎解きでした。
認知症の症状がまだらに出てくる老人の記憶を丁寧に紐解いていくあたり、スリルではないドキドキ感がありました。
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内容(「BOOK」データベースより)
暴走族から弁護士になった真行寺悟は、暴走族仲間の峰岸孝治から仕事の依頼を受けた。孝治は峰岸工業の代表取締役社長、峰岸平の次男で、かつて親の敷くレールに反発して暴走族に加わっていたのだ。相談の内容は、峰岸工業の後継者問題で内紛が起こり、係争に発展していたためだった。創業者の孫を巡る後継者争い。その発端は、戦中戦後の創業者の謎の半生にあった。調査にあたった真行寺は、創業者の長男の出生の秘密に突き当たった!? --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)