「三叉路ゲーム」文芸社文庫 麻野涼
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(5時間29分)
感想…
事件の全体像がわかるまでのドキドキ感と、ふとした時に、今までの点と点がつながる瞬間や、展開、テンポの良さが面白かったです。このゲームの裏にある人の醜い部分や、組織内にある忖度… 麻野さんの作品からは、小説なんだけれど、そう言うことがあるんだろうな、という思いで読んでしまいます。面白かったです。
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著者について
1950年埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロで発行されている日系紙パウリスタ新聞(現ニッケイ新聞)勤務を経て、1978年帰国。以後、フリーライター。高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。1987年、『カリブ海の〈楽園〉』(潮出版)で第6回潮ノンフィクション大賞、1991年に『蒼氓の大地』(講談社)で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。2000年に初の小説『天皇の船』(文藝春秋)を麻野涼のペンネームで上梓。以後、『死の臓器』『死の刻』『死刑台の微笑』『誤審死』(以上、文芸社文庫)など、社会派ミステリーを精力的に発表している。2015年には臓器移植の闇と医療の倫理を描いた『死の臓器』がWOWOWの連続ドラマになる。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
Amazonより
国立警察署に勤務する警部補の小学2年生の娘が青梅鉄道公園で誘拐された。犯人からの指示で、警部補は新宿駅から東京駅、さらには新幹線で新横浜駅まで移動させられ、ホームにあるロッカーの中からメッセージを取り出す。そこには〈三叉路ゲームスタート〉とだけ書かれていた。捜査が進むにつれ、次第に過去の“あの事故”があぶり出されてくる。社会派ミステリー作家の力作!
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