心理師 juneberry’s blog

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歳を重ねるごとに幸せには敏感になる

歳を重ねていくことで、感じることに鈍感になったのか…

という感覚を持っていました。
それは、若い頃感じていたような
ちょっとしたことへの怒りだとか、苛立ちが少なくなってきていたからです。

特に、中高生の頃を思い出すと
ちょっとしたことに対して、すぐにいろいろ反応して、
大人の矛盾しているところや、正論が通らないことに
すごく苛立ちを感じていて

もちろん、友だちと遊んだり、好きなことをしている時には
普通に楽しく、幸せを感じていたと思いますが…
逆に、とり立てて、幸せを感じようとする気持ちなんて
わざわざ持っていなかったですね。

周りのいろいろな刺激に対して過敏だったな、と思います。

これを「多感な時期」というのだろうなと思いました。

ちょうど、最近考えていたこと。

多感な時期という言葉は、歳を重ねてからじゃないと
理解できない言葉なんだなということ。

中高生で自分がその真っ只中の時期には
それが普通と思っているので、多感とは思っていないし

多感だったかどうかは、歳取ってからでないと比較できないものだな…と。

それで、最近は
あまり何に対しても、感じなくなったのか
大人の世界に染まってしまったからか
イライラすることも減ったな…
だんだんと、感覚が鈍感になってきているのかな、とちょうど考えていたんです。

でも、そうでなくて
逆の、幸せの感受性は確かに上がってきていると考えると
鈍感になったんじゃなくて
人それぞれ、いろいろな考え方があることを知って
それを受け止められるようになってきたんだな、と思えました。

20年くらい前から
渡辺和子さんや梅原猛先生、斎藤一人さんのお話を聞くたびに
私は、そんなに大きな気持ちでは考えられない…
人をそこまで受け入れるなんて…という思いが強かったです。

でも、そうなりたいという思いもあって
その時には、自分の中に落ちなかったけれど
今では、少し近づいたように感じます。

それは、歳を重ねることで
いろいろな経験をして、自分が変わってきたと思います。
歳を重ねることで、自分の中に落ちることがあると思いました。

若い頃から、小さな幸せや感謝の気持ちを
敏感に感じている人もおられると思いますが
マイナスのイメージのある加齢に伴って
幸せの感受性が上がる、ということも実感しています。