心理師 juneberry’s blog

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2022年3月の読書まとめ

年度末忙しくなって、読んだけど感想を書けない本もチラホラでした。

3月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:5592
ナイス数:87

ダントツになりたいなら、「たったひとつのダントツになりたいなら、「たったひとつの感想
ダントツになっている人の共通点に、俯瞰的に見ると言うことがあると書かれていた。とても納得できた。目の前の楽しみに引っ張られることなく、俯瞰して自分を眺め今、人生のどの位置にいるのか自分がどうなりたいのか、を見る力のある人というのがダントツに強みなんだろうと感じた。やるべきことをきちんとやる。当たり前で大切なことだな、と思った。
読了日:03月02日 著者:エリック・ベルトランド・ラーセン
女は、髪と、生きていく女は、髪と、生きていく感想
髪の毛がこれほど重要なものだとはまったく、考えたことがありませんでした。確かに、美容室に行くと気分が上がるし知人や親戚の結婚式などで、髪の毛をセットしてもらうと自分じゃないような気がして、とても嬉しい。でも、それは非日常的なことでそれを日常に取り入れようなんて思ったことがなかったです。毎日、自分に似合う髪型だったら、とても幸せな気持ちになるだろうな…と想像しました。せっかく持っている髪の毛だから少しでも活用して自分らしさを、もっともっと出せるようにしてみたいと思いました。
読了日:03月02日 著者:佐藤 友美
プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)感想
コメディー映画の映像が思い浮かべられた。任侠団体が経営するホテルでの出来事。人生が交錯し、人としてどう生きるのか、見た目や偏見を持ちがちな人の心を表現していると。面白い。1番驚いたのは、何年ごろに書かれた本かは見てはいないけれど、いわゆるDV表現がとても多いと言うことに驚いた。人前で暴力を振るう事は憚られるし、今では考えられない。そう思えば、時代がずいぶん変わったんだなと感じた。
読了日:03月04日 著者:浅田 次郎
対岸の彼女 (文春文庫)対岸の彼女 (文春文庫)感想
女子の心を、とても上手く表現した作品だなと感じた。葵は少女の気持ちが純粋なまま、大人になったように感じた。経営者になっても、手放せない少女の頃の思いや、その仲間の感覚を社員に社員たちに求めた…それだけだったけれど立場が違うとなかなか通じない。中高生の頃は、後から思えばとても多感な感受性豊かな時代で、相手のために無償で尽くし、無償で尽くせる気持ちがあっただろう。そのまま、その気持ちを持ち続けている葵に私は魅力を感じた。
読了日:03月04日 著者:角田 光代
哀しみアプリ哀しみアプリ感想
高山さんらしい人間の心とICT融合させた作品だなと思った。妻の死から過去を疑いながら、私も展開を推理をしていたけれども、私にとっては意外な結末だった。家族に対する愛情を感じられた。
読了日:03月05日 著者:高山 環
鎖 上 : 女刑事音道貴子: 女刑事音道貴子鎖 上 : 女刑事音道貴子: 女刑事音道貴子感想
女刑事音道貴子の続編と読み始めてから気づく。面白かった。働いている女性の感じることを、上手く描写していて共感できるようなところが多い。そして観察眼の描写が興味深く面白かった。容疑者へ辿り着くまでのやり取りだけでなく、女性であることで同僚とのやりとりの一言一言までに神経を使わなければならないところを、主人公の実際の声と心の声との違いを使って表現されていた。
読了日:03月05日 著者:乃南 アサ
鎖 下: 女刑事音道貴子: 女刑事音道貴子鎖 下: 女刑事音道貴子: 女刑事音道貴子感想
読み進めていくと、刑事の仲間意識の強さを感じた。その仲間に入っているような気持ちにもなった。刑事であり人質であった主人公の気持ちの揺れを感じながら、どんどん読み進めていった。面白かった。 人はその環境が過酷であると判断力が鈍くなり、容疑者と人質の境目が分からなくなるような、その人間らしい精神状態がとても上手く表現されていると思った。
読了日:03月05日 著者:乃南 アサ
代体 (角川文庫)代体 (角川文庫)感想
100年法からさらに、身体と意識を分けて考える思考に。 ある訳ない…と思いながらも、もしもあったら…と想像してしまっている自分に気づきました。子どもの頃に自分の身体から離れてしまった意識は、子どものまま、その頃に子どもとして関わってもらえなかったことや、甘えられなかったことをもって、本当に子どものまま、時を過ごしていたように感じられた。
読了日:03月07日 著者:山田 宗樹
すれ違う背中を (新潮文庫)すれ違う背中を (新潮文庫)感想
少し上手く行きかけたと思ったら、嫌なことがあったり、特に何も思ってなかったら、いいことがあったり。彼女たちの過去がなくても、みんな同じような人生歩んでると感じる。同じようなことがあっても、人はそれぞれ感じ方も違う。だから違いがよかったり、相手がわからなかったりもするんだと思った。ストーリーの中で、いろんな角度から人を見ていて、ちょっとためになると思った。
読了日:03月11日 著者:乃南 アサ
いつか陽のあたる場所で(新潮文庫)いつか陽のあたる場所で(新潮文庫)感想
前科がある女性二人が、一生懸命に生きようとしている姿が見える。確かに、前科がある人にはなかなか出会わないと言うことは、みんな隠して生活しているのかも知れない。私が思っている以上に、日常の生活の中から気にして生きているのかもと感じた。もしもそう言う過去を話されたら私はどう感じるのだろうか、と考えた。世間はともかく、家族からも縁を切られる主人公を見ると、それは気の毒に感じた。
読了日:03月11日 著者:乃南アサ
理由理由感想
学生時代に宮部さんの作品を読んだ気がしたけれど、作風は覚えていなかった。久しぶりに呼んでみて、作品の長さに驚いた。初めはどこが焦点かがよくわからない状態だったけれど、それが長かったことが余計に、どんどん展開してきて点と点が結びついてくることの面白さに変わってきた。
読了日:03月19日 著者:宮部 みゆき
人生は手帳で変わる 第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす人生は手帳で変わる 第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす感想
この手帳の4月始まり版、買ってしまいました。1年間使ってみます。
読了日:03月20日 著者:フランクリン・コヴィー・ジャパン
世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること感想
中野さんの本は語りかけるように書かれていて、とてもわかりやすくていいです。世界で通用する人は運だけでなく、努力や自分の軸をしっかりと持っていると言うこと。
読了日:03月20日 著者:中野信子
直線の死角 (角川文庫)直線の死角 (角川文庫)感想
山田さんの作品を最近読んでいるけれど、初めの頃はこういった感じの話を書いていたんだ…と思いました。人の考えていることは、見た目ではわからなくて…と言う対比のようなところも興味深く読みました。私が言うのもおこがましいですが、山田さんの初々しさのようなものを感じました。
読了日:03月20日 著者:山田 宗樹
学びを結果に変えるアウトプット大全学びを結果に変えるアウトプット大全感想
とても勉強になった…オーディブルで聞いたので、視覚的なものがほしいと感じた。覚えてられない…。インプットとアウトプットのことを考えると、ブックメーターでアウトプットできていることは、こんなにつたない文章でもとりあえずはいいことだなと安心。あとはアハ体験。講演会などでのメモもアハ体験だけを書けばいいとあって、今までどうしたものかと思いながら、ダラダラと書いていたので、これからはやってみようと思った。
読了日:03月20日 著者:樺沢紫苑
結婚詐欺師 上結婚詐欺師 上感想
人を騙す行程を読んでいることに、ちょっと心の抵抗を感じながらの読書でした。異性に対して詐欺をするためだけに近づいて、そこからお金を引っ張り出すと言う感覚がどうも自分の中に受け入れられないままの展開。もしかしたら、別の人が結婚詐欺師だったりして…と思いながらも、上巻が終わった。
読了日:03月20日 著者:乃南 アサ
結婚詐欺師 下結婚詐欺師 下感想
騙されている人は、騙されていると感じていない、あるいは、騙されていると自分では認めたくない、と言うところが詐欺のひどいところだなと感じた。お金を奪うのもひどいけれど、やっぱり心を傷つけるのもひどいな…。でも、詐欺師は詐欺師で職人のようだった。
読了日:03月20日 著者:乃南 アサ
火車火車感想
なんとも普通の始まり方から、どんどん事件の臭いがしてた。地道な細かい部分を操作することから次のステージへ進む様子が手に取るようにわかり、少しずつ物語の中へ引き込まれていった。派手なものはなかったけれど、読み終える頃には、長編小説の魅力にハマっていた。普通の長さの小説では物足りなくなりつつある。
読了日:03月20日 著者:宮部 みゆき
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのかバビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか感想
とてもわかりやすく、あっという間に読破。2回目を読んだ。入った量よりも少なく使うことで、手元にお金が貯まる仕組み。とても当たり前でシンプルなことだけどなかなか難しい。昔から言われていたことなんだな、と感じた。あと、信頼関係とお金の流れを作ることは、現代社会で起業するときの土台となる部分だった。とにかくシンプルに捉えて、実行するとよいと思った。
読了日:03月20日 著者:ジョージ・S・クレイソン
新宿鮫~新宿鮫1 新装版~ (光文社文庫)新宿鮫~新宿鮫1 新装版~ (光文社文庫)感想
もっとエグイものを想像していたので、ちょっと読みやすかった。キャリア官僚だった鮫島が普通の刑事?になって自分の正義を貫いている様子は、潔くて読んでいても気持ちよかった。テンポの良い展開であっという間に読み終わった。
読了日:03月20日 著者:大沢 在昌
花散る頃の殺人: 女刑事音道貴子花散る頃の殺人: 女刑事音道貴子感想
女刑事音道貴子のファンです。でも題名に音道貴子と書かれていないので、読んでみてやったーって感じでした。ある意味安心して読んでいました。小さな事件からそこに関わる人たちの背景、そして刑事の日常がありました。音道刑事の考え方、男性社会で生きていく女性視点みたいなところも好きです。
読了日:03月27日 著者:乃南 アサ
硝子の塔の殺人硝子の塔の殺人感想
推理小説としても読み応えがあったし、ストーリーの展開にも意外性があって面白かったです。名探偵の推理小説の蘊蓄も自分の知っている部分が出てくると、その部分に興味が湧きました。推理小説を好きな人向けの推理小説だな、と感じました。
読了日:03月27日 著者:知念 実希人
鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)感想
鉄道員って、映画のイメージがあったから(見ていない)すごく長い話かと思っていた。シンプルで心温まるストーリーだったんだ…と驚いた。
読了日:03月27日 著者:浅田次郎
破門 「疫病神」シリーズ (角川文庫)破門 「疫病神」シリーズ (角川文庫)感想
あっという間に読破。とてもストーリー展開が早くて、またテンポのいいやりとりが面白かった。大阪弁が飛び出てきそうなくらいの勢いがあった。面白いけれど、それだけでなく読みごたえがあった。
読了日:03月27日 著者:黒川 博行
夢の罠(ものものがたり 2) (Kindle Single)夢の罠(ものものがたり 2) (Kindle Single)感想
とても神秘的なストーリーだった。引き込まれていく部分があるけれど、私の解釈が追いつかないところもあって微妙な気持ちはあるけれど、不思議な気持ちにさせてもらえた。
読了日:03月27日 著者:高樹 のぶ子
コンビニ人間 (文春文庫)コンビニ人間 (文春文庫)感想
すごく面白かったです。この感覚すごいと思いました。独特の空気の読めない感覚を持っている人だけど、それを強引に押し通すこともなく一生懸命に、文字通りきちんとした人生を歩もうとしている様子がとても健気に思えてしまいました。 そして、コンビニがこんなに奥深いものだとは思ってもみなかった。コンビニ人間にとっては、コンビニのために体調を整えてコンビニがイキイキするように働くことがこの上ない幸せなんだな、と。
読了日:03月28日 著者:村田 沙耶香
人生は手帳で変わる―第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす人生は手帳で変わる―第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす感想
手帳に世代があると言うことも初めて知った。それまでは、日にちがメインで、適当にメモしていただけだったのか、というショックもあったが、確かに学生時代はそんな感じだったかも。毎日眺める時間の長い手帳を変えることで、人生が変わるというのは、一理あると思った。4月始まりのこの手帳を買ってしまった。1年使ってみる。
読了日:03月28日 著者:フランクリンコヴィージャパン

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