心理師 juneberry’s blog

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2022年8月読書まとめ

振り返ってみると、8月は長かったな…という感想。

月初めに読んだ作品が、すごく昔のことのように感じられます。夏休みもあって、いろいろなジャンルで、たくさん読めた気がします。

今月は今更ながら「夢をかなえるゾウ」シリーズを読んで、また面白い本があるんだな、と実感しました。すごく昔からあったのに、なぜか避けていました。最後は月をまたいで山口周さんにはまっているところです。何度も、再読ばかりしています。

8月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:12268
ナイス数:320

“一生美人”力“一生美人”力感想
何気なく読み始めたけれど、とっても良かった。50代の私に響く言葉が多くあった。若さがなくなってくる時に若さで補うのではなく、知性やセンスでその部分を埋めていくと言うこと。見た目の若さばかりを追っていたらダメだな、と思った。軽く読めるいい本でした。
読了日:08月01日 著者:齋藤薫
養老院より大学院 (講談社文庫)養老院より大学院 (講談社文庫)感想
50代になって、昔習っていたピアノを学びなおすという「老後とピアノ」という本を読んだ。50代になって、子育てや仕事等、生活に少し余裕が出てくると、自分のやりたかったことを実現しようと思う時期なのかも知れない。大学院での勉強は私も魅力的に見える。大学院というステイタスというよりは、勉強したいという気持ちの方が大きい。生活など、自分の分野では、すっかり刺激が少なくなっている50代にとっては、しんどい思いをしてやり遂げる達成感はちょうどいい刺激になるだろうと感じた。
読了日:08月03日 著者:内館牧子
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方感想
再読。とにかく、運動が身体にいいことがよく分かった。心が病んでしまうと、ひきこもりがちになるけれど、そういう時にこそ動くことが大切だということがわかる。運動というと、何か体育の運動のようだけれど、そうでなくても、その人にあった身体を動かすことが、脳を活性化させて、さらにそこから生活が変わっていくと感じた。筋肉をつけることでも日常生活が楽になるということも実感として感じられた。
読了日:08月03日 著者:ジョン J. レイティ,エリック ヘイガーマン
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)感想
とても面白かった。表面的な内容ではなく、その根拠がしっかりと示されていて納得ができた。美意識や直観というものは、論理的な思考とはまったく正反対であるけれど、ポイントポイントで、その力が鋭く発揮されていると言うこと。美意識という言葉の中に、その人の哲学が入っていて、それなくしては、芯のないものになってしまうように思った。美意識はその人そのものを表す軸のように感じられた。まだ自分で言語化し切れないので、もう一度読もうと思う。とにかく、 システムの世界と美意識の世界の繋がりがポイントだと言うこと。
読了日:08月03日 著者:山口 周
夢をかなえるゾウ1夢をかなえるゾウ1感想
久々に、こういう類の本を読んだ。面白かった。また、関西弁がうまいし、私が言うのもなんですが、笑いのセンスがすごい。掛け合いが面白い。それでいて、いいことを言っているので入ってくる。今まで何度もこの表紙を見ていたが、食わず嫌いだった。
読了日:08月07日 著者:水野 敬也
夢をかなえるゾウ2夢をかなえるゾウ2感想
今ごろ、夢をかなえるゾウにハマりました。面白いです。それぞれの神様のキャラや、垣間見れる神様事情もなかなか。笑ってしまう。それでいて啓発本であるところ、偉人の名言が至るところに散りばめられていて、その散りばめられ方がまた、印象深い。次の巻が楽しみ。
読了日:08月07日 著者:水野敬也
夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え感想
本当に今さらながらハマっています。今回の登場人物は女性ということで、同性から見ても、ガネーシャとの出会い辺りは、女性ってキツイよね(私にも思い当たる節あり)と1、2作目との違いを感じていました。最後には、女性の潔さと(そういう女性ばかりではないと思いますが)、まさかのガネーシャの・・・。ストーリーというか、細かな設定などはもちろん面白くて、その中に偉人の名言が、ガネーシャの関西弁で入ってくる感じが、今回も絶妙でした。
読了日:08月08日 著者:水野敬也
夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神感想
今回は、ちょっと哲学的な要素が強かった。ガネーシャのキャラがあるので、面白く入ってきた。死について、人がどうとらえたらいいのか。近代文明が発達して、医学が進歩してきて、死と闘う風潮が出てきたとのことが、そうなんだ…と衝撃的だったけど、すごく納得できた。私たち現代人は死についての捉え方を、考え直す時期かもしれないと感じさせられた。重い話題をガネーシャの語りで、偉人のエピソードを交えて語られる感じがよかった。
読了日:08月09日 著者:水野敬也
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)感想
「分人」という概念、初めは捉えにくかったが、だんだんと私の中に入ってきた。「分人」という単位で考えると、人はいくつもに分かれていると実感。そして、誰かの死を迎えた時に、その分人は休止する。だから実はそれは、漠然とそのことに関して悲しいのもあるのだが、さらに掘り下げると、自分の分人がいなくなることが悲しいということもあると。説明は難しいけれど、これが、一番納得できたところだった。「分人」という概念をもって、人の心を紐解くとシンプルなところがあると感じた。
読了日:08月09日 著者:平野 啓一郎
空白を満たしなさい(上) (講談社文庫)空白を満たしなさい(上) (講談社文庫)感想
だいたい上下巻あるものの時は、上巻を読み終わってもドキドキ感のない時が多いけれど、この作品は、作品に入り切って本当にどうなるんだろう?と言う不安が強かった。この段階では周囲の人の素振りが、みんななかなか怪しげさを醸し出す気がしてしまう。下巻の展開が楽しみ。
読了日:08月10日 著者:平野啓一郎
空白を満たしなさい(下) (講談社文庫)空白を満たしなさい(下) (講談社文庫)感想
平野さんの「私とは何か」を先に読んでいたので、分人という概念がスムーズに入ってきた。逆に、小説の中の方が具体的で分人の概念を理解しやすく感じた。分人と言う考え方を用いると、その人と人との間にあるその雰囲気について、とても明快に説明ができると思う。読み終わる頃には、復生者の世界がすっかり日常の中にあるような、複生者が静かに存在感のあるものになっていた。
読了日:08月11日 著者:平野 啓一郎
氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想
久しぶりの学園もの。事件と言うほどでもないが、不思議なことがテーマだった。小さなヒントからの推理。謎解きの場面がないことにはじめは驚いたが、新鮮な感覚があった。昔で言う無気力な高校生が、自分の推理力によって高校生活を謳歌していくのか、という予感。
読了日:08月12日 著者:米澤 穂信
鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法感想
一番心に響いたところは、自己肯定感と自己有用感や自己効力感とを混同している人が多く、それは危険なことだと言うこと。誰かの役にたつことで、自分の役立ち感は上げられるが、それがなくなった時に自分の価値を感じられなくなる。人の支援をする事で、一時的に自分の心を埋めることはでき、幸せそうな感じにはなるが、それは根本的な解決にはなっていない。ありのままの自分を受け入れることが、最終的には自己肯定感を上げる根本だとわかった。自己有用感、自己効力感と間違えないようにしたい。
読了日:08月13日 著者:宮崎 直子
悼む人 上 (文春文庫)悼む人 上 (文春文庫)感想
つかみどころのなく、惑わされなく強い主人公の雰囲気に魅了された上巻でした。それぞれの人の死の背後にあるストーリーを知ることで、下巻がどのように展開していくのかが楽しみです。
読了日:08月14日 著者:天童 荒太
悼む人 下 (文春文庫)悼む人 下 (文春文庫)感想
すごく深すぎる…。死者を悼むことで、その人の生や、そこにどんな愛があったのかを見つめる。自分が悼むことで自分の心が落ち着いていくことも、死を眺めながら、生を感じることにつながるような安心感を感じた。人を悼むとは、簡単に言うと、とても優しい気持ちになれる気がする。そして、痛まれるととても心が満たされると思った。 この作品を読んで、今まで考えてもみなかった、悼んでくれる人がいることからの安心感を感じた。上下巻合わせて、じわじわと暖かい気持ちが入ってきた。
読了日:08月15日 著者:天童 荒太
ブロードキャスト (角川文庫)ブロードキャスト (角川文庫)感想
湊かなえと言うだけで、構えて読んだが爽やかなストーリーだった。高校放送部の一夏の青春という感じだったが、その中に、強いて言えば、空気が読めず、自己中な3年生女子の雰囲気なんかは、湊さんの視点ぽいところかな、と思った。
読了日:08月16日 著者:湊 かなえ
ほかならぬ人へ (祥伝社文庫)ほかならぬ人へ (祥伝社文庫)感想
人と人との心のつながりは、説明することのできないものがあって、だから恋愛って深いんだよね…という気がしました。人の魅力ってそれぞれあって、また、どの部分に魅力を感じるかはそれぞれに違っていて「だから人間って面白い」と思えるところと、上手くいかなかった時には「なんで?」と思えるところがある。香水をつけていなくても香り立つものは、人間として感じるフェロモン的なモノで、人間として、魅力的に感じるところがあったんだろうな、と思った。
読了日:08月16日 著者:白石 一文
三体三体感想
虐げられていた時代の中国の話から、VRゲームへ移行しながら、ゲームと現実との境界がなくなりながら、ゲーム内の内容が、とても面白かった。知らぬ間に、ゲームと宇宙とが合わさって壮大な話へと展開。宇宙の内容が出てくると、地球上の時間とのギャップを強く感じることで、心の縛りがなくなる感覚をもらえる。そんな時に、小説ってすごいなと感じる。そして、宇宙の話になると、SFと割り切れず、もしかするとという可能性を感じて、ちょっとドキドキするところも面白い。
読了日:08月16日 著者:劉 慈欣
暴虎の牙暴虎の牙感想
三部作だったんだと読み終わってから知る。初めから読めばもっと面白かったかも。ヤクザも恐れない、怖いものなしの愚連隊の主人公。誰がスパイかも思い当たらなかったが、そこからの展開と、ある意味、主人公の抱えている人に対する思いの深さがあった。少年の心が抱えたものをそのまま持ったまま大人になった、主人公を見えた。少し心が痛んだ。
読了日:08月16日 著者:柚月裕子
きいろいゾウ (小学館文庫)きいろいゾウ (小学館文庫)感想
とってもピュアな大人の話だった。物語の中にずっと、寂しい感じが漂っている。周りの人たちの明るさのせいか、安心してすごく心に響くものがあって、少し背伸びした恋のせいか、どうしようもなく切ない思いが突き刺さる気がした。すごく心に素直に入ってくるこの感覚。素晴らしいと思いました。
読了日:08月19日 著者:西 加奈子
ムーンナイト・ダイバームーンナイト・ダイバー感想
震災後の、人の思いと流れていく時間との葛藤が感じられた。化石の話、いつの時代かにまた海底が山になって、また海底になって…と考えると、地球にとってほんの少しの時間なんだろうな、と思った。
読了日:08月19日 著者:天童 荒太
静人日記静人日記感想
悼む人と違って、基本的には日記形式の部分が多く日々の人の死の情報として入ってくることで、毎日たくさんの人が亡くなっていることを感じた。前作よりも、少しストーリー性が弱かった。
読了日:08月20日 著者:天童 荒太
対面・電話・メールまで クレーム対応「完全撃退」マニュアル 100業種・5000件を解決したプロが明かす23の技術対面・電話・メールまで クレーム対応「完全撃退」マニュアル 100業種・5000件を解決したプロが明かす23の技術感想
カスタマーハラスメントやモンスター化する高齢者は、何となく想像できた。誤って済む問題、ギブアップトーク、相槌、禁句、等。どの業種でも、実際に使えそうな内容が盛りだくさんだった。できることとできないこととを、より分けて、最終的には、積極的放置を使う。すべてがそう上手くいくことばかりではないと思うが、心強いと思った。もう一度読みたい。
読了日:08月20日 著者:援川 聡
命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる感想
状況初期の頃から加筆されているのか、若干古く感じるところもある。けれど、パンデミックがあってもなくても、この本は執筆されていたのではないか。心に響いたところは、孤独という伝染病について。今後、人類はどうなっていくんだろうかと感じた。すべてを含めて、今が、世界が変わっていく時期だとわかった。少し不安はあるが、実際に5年後、10年後には世界がすっかり変わってしまうと思った。その時に、日本は国としてどうなっているのか不安になった。
読了日:08月20日 著者:ジャック・アタリ
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)感想
戦時中の子どもたちの生き様を垣間見た。内容は、とても衝撃的だったが、そこに悲壮感はない。大人びた双子の子どもたちの考えることは、何のしがらみが無くあまりにも正しい。主人公の双子の思考が想像できず、読みすすめても最後まで、すべてが新鮮だった。魔女と呼ばれる祖母はひどい人だと初めは感じたが、実を取る双子と根本で同じ種類だったのかも知れない。そして衝撃の結末。次作が楽しみになった。
読了日:08月20日 著者:アゴタ クリストフ
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)感想
こんな種類の、面白いと感じる作品は初めてだった。2作目、子どもが大人になっていくが、発想は変わらず、恐ろしい中にもピュアな感覚が見えてくる。「悪童日記」もそうだったが、解説が詳しく記されていて、読み終わってからの答え合わせにもなり、さらに世界が広がる。主人公の行方がわからないまま終了しているので、その後がまた楽しみになった。
読了日:08月21日 著者:アゴタ クリストフ
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫 ク 2-3)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫 ク 2-3)感想
何とも、第3の嘘とは。と言うことは、第1、第2の嘘は。すごく心を揺さぶられて、翻弄されました。空虚というか、不思議な感覚。読書をして、こんな感覚はなかなかないと思う。すべてを含めて、よくできた作品だと感じる。
読了日:08月21日 著者:アゴタ クリストフ
京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)感想
オーディブルで再読。ついつい、気になって読んで(聞いて)しまいました。読んでもらうとまた、自分の想像とは、まったく違った世界が展開されていて、面白いような、自分の想像を崩されたような微妙な感じでした。でも、2巻、3巻と後を追いたい気持ちは強いです。2年前にひたすら読んだので、こんな話だったっけ?と少し懐かしく感じました。
読了日:08月24日 著者:望月 麻衣
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)感想
池井戸さんらしい会社模様と、家庭を舞台としたトラブルが同時進行。繋がってるのかな、なんて考えながら読み進めました。相手がわからない怖さを感じました。でも、きっと、勧善懲悪だろうと、安心して読んでいる自分がいました。
読了日:08月24日 著者:池井戸 潤
巡礼の家巡礼の家感想
すごく心温まる作品だった。全貌がわからないまま、少しずつ進んでいく中にも、不安ではなく、主人公が感じている安心感が私にも感じられて、心地よかった。不思議な力がベースにありながら、それが、すっと生活に入っているような、違和感のない世界があった。また、主人公自身の謎とが混ざり合って、少しミステリー的な雰囲気もあった。読んでいて楽しく、主人公の成長を見守っている立場で読めた。道後温泉は、私も大好きな温泉だったので舞台になっていることにも親近感をもてた。
読了日:08月24日 著者:天童 荒太
思い出が消えないうちに思い出が消えないうちに感想
最近、心が温まる本が続く。未来と過去とが登場するので、私にとっては、少し頭がこんがらがる場面もあったが、深く考えなくても温かい気持ちになっているのでいい、と思えた。未来に行きたい人、過去に戻りたい人、それぞれがそれぞれの思いを持っていて、意外と近くの人に思いが伝えられていないことがきっかけとなっている。自分の生活を振り返っても、そうだな…と思える。身近な人に思いを伝えることは大切だと感じられた。
読了日:08月24日 著者:川口俊和
ドーン (講談社文庫)ドーン (講談社文庫)感想
分人についてまた理解が深まった。ストーリー自体の時間軸が、行ったり来たりするので、頭を切り替えて整理しながら読んだ。そのことが私にとっては結構、頭を使う内容だった。宇宙生活やARなどに囲まれた未来社会でも、人間がもつ分人は変わらず存在している。分人という捉え方が浸透している様子を読んで、分人の感覚を自身でもつことができれば、それぞれの心地よさ等からも、色々なことに気づき整理ができるように感じられた。
読了日:08月27日 著者:平野 啓一郎
決壊 上巻決壊 上巻感想
分人がテーマかなと思いながら読み進めていると、いつの間にか、結構、緊張感のある殺人系推理も入ってきていた。わかったと思い込んでいた全体像が違ったのか、誰が?と言うところがわからずドキドキしたまま、下巻へと続いた。早く読みたい。
読了日:08月28日 著者:平野 啓一郎
世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術感想
戦後、日本が役に立つものを作って世界へ販売して行ったことで、ヨーロッパ諸国では、時計、車、カメラ等がブランド化していったと言うことが衝撃的だった。国内からの視点からしか見ていなかったので、納得できた。今後は、行き詰まった日本がどうブランド化できるのかと言うこと。組織でも社会でも、世界観を伝えると、人がそれに向かって動くと言うことがわかった。それぞれの思い浮かべるものが違うが、世界観を伝えることで、他人事ではなくなる。説得しなくても共感することで伝わることが多くあるとわかった。
読了日:08月28日 著者:山口 周,水野 学
夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク感想
今回は、とても行儀のいいというかガネーシャのことを思いやる人間と当たって、今までと一風違った展開だった。ガネーシャ自身が抱えていた心の重荷にも触れながら、お互いに助け合い、まさに絆がテーマだったと感じた。個人的には「自分と同じ境遇の方を救うことを通して、自分を救いたい」と言う言葉が、私の胸を打った。私の心を言語化してもらえた。
読了日:08月29日 著者:水野敬也
ドラママチ (文春文庫)ドラママチ (文春文庫)感想
最近、ご無沙汰していた角田さんの本。今の私の心情とはかけ離れていて、共感はできなかった。もう少しドヨーンとしている時に読めば、一緒にストーリーに入れたかも。タイミングとか色々合わせて、ちょっと残念。
読了日:08月29日 著者:角田 光代

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