「青い城」モンゴメリ 谷口由美子(訳)
感想
この物語を読んで、初めは子どもの頃に読んだ「にんじん」を思い出した。
いわゆる自己肯定感が低い人ではあるが、物語に出てくる周りの人はそれをいいことに、主人公をいじめている嫌な感じが、子どもの頃に感じた感覚にとても似ていた。
途中からは、人を思う気持ちがとてもピュアで嬉しく感じた。最近の作品にはない、初々しいけど重厚な感じがあった。
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内容(「BOOK」データベースより)
貧しい家庭でさびしい日々を送る内気な独身女、ヴァランシーに、以前受診していた医者から手紙が届く。そこには彼女の心臓が危機的状況にあり、余命1年と書かれていた…。悔いのない人生を送ろうと決意した彼女がとった、とんでもない行動とは!?ピリッと辛口のユーモアで彩られた、周到な伏線とどんでん返し。すべての夢見る女性に贈る、心温まる究極のハッピー・エンディング・ストーリー。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)モンゴメリ,ルーシー・モード