心理師 juneberry’s blog

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善意からの気持ち

大学生の息子が、外出先でタバコを吸っている。
今どき「タバコ?」と言う感じ。
私たちの若かった頃には、普通だったが
今は、時代が違う。
周りの環境も変化している。

親としては、健康のためにも吸ってほしくない。
だから、いろいろと説得を試みる。

息子の選択を見ながら、親は良かれとアドバイスをする。
小さい頃なら、服や靴、カバンの良し悪しから
進路が絡んでくると、どこの評判がいいとか…
それは、私の価値観。

しかし
息子たちのやりたいことは、親の選択肢にはなく
親が心配している「いつか困る時が来る」と言うことも
当の本人には、まったく実感はない。
今、困っていないから。

これは、親子間にだけでもなく

たとえば
結婚当初から、私が夫に言っている歯磨きの甘さだとか
朝ごはんを食べた方がいい、と言い続けていることも
夫にも響かない。
本人は、今、何も困っていないから。

人は困り感をもった時に、はじめて
何か改善しようと思ったり、周りに助けを求めたりする。

だから、そうでない時には
温かくイライラしながら見守るのが一番だと
私自身も、経験から感じてはいる。

ちなみに、50代の夫は
ここ数年、歯茎の調子が良好ではなく
定期的な歯科医院を、余儀なくされ
今では、時間をかけた丁寧な歯磨きを
食べたら即、実行している。笑

それぞれの価値観や、育った環境が違うことを考えると
相手には、情報として提供するくらいがちょうどいい…
…とは思っている。
もどかしい気持ちいっぱいだけど
家族のような、近い存在であっても
その多様性を認めることが、大切なんだ。

日々、もやもやしながら
私はまだまだ。

自分との違いを受け止める修行中。