心理師 juneberry’s blog

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リアリティセラピー

リアリティセラピーとは

リアリティセラピーは1965年以来、ウィリアム・グラッサー博士によって提唱されているカウンセリングの手法のこと。現在のリアリティセラピーは選択理論を基盤にしている。

「大切な人との不満足な人間関係、あるいは満足な人間関係の欠如は、人間の抱えるすべての問題の原因である」

これはリアリティセラピーの説明の初めの部分にあった一文。私はとても共感した。

人間関係で問題があるという時にその多くの場合その人は

その人にとって大切な人

たとえば… 母、子、夫などの

大切な人との不満足な関係や、満足な関係に至っていないことが、その人の抱えるすべての問題の原因になっている、と実際に感じられる。大切な人との良くない人間関係は、さまざまなトラブルに発展していく…

はじめの部分を読んで、私はすでに心を掴まれてしまった。

リアリティセラピーの目標

人々の人間関係の回復を援助すること。

これは、カウンセラーとクライエントとの間で、まずその人間関係が作られる。

そして、クライエントはカウンセラーとの関係をひとつのモデル(見本)として体験し、カウンセラーは、関係の断然を経験しているクライエントに、大切な人間関係の回復の手助けをしていくことになる。

リアリティーセラピーの原則

1.人は自分自身の行動に対して責任がある。社会や遺伝や、過去のせいではない。

2.人は変わることができる。またより効果的な人生を送ることができる。

3.人は一つの目的をもって行動する。すなわち、彫刻家が素材を掘るように、自分の環境を操作して、自分の欲している心のイメージ写真に近づけようとする。