心理師 juneberry’s blog

読みたい本が見つかる

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「罪の声」(講談社文庫)塩田武士

あまりにもよく知っていたあの事件 グリコ森永事件、に似ていて 小説として読めなかった…。 個人的には、興味津々ですごく面白かったです。 子たちのその後がこの通りかどうかはわからないけれど とにかく、犯罪に手を染めることは 自分に関わる人たちの人生…

「流」(講談社文庫)東山彰良

人はそれぞれ自分を信じ、自分の家族を守り、生きていた。 しばらく推理ものを読んでいたので、犯人にばかり目がいってしまった… 私には深すぎました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScrip…

「できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める」勝間 和代

ブレインロックは解除すればいいだけ。自分の思考が色々なことで縛られていることに気づきました。 人のせいにしていたところにも気付かされました。 私にとって、何度も読み返したい本です。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[…

「マチネの終わりに」平野啓一郎

物語が終わって欲しくない… と思いながら読みました。久しぶりの感覚。 私にとっては、昔読んだ「マディソン郡の橋」とどこか同じ印象。 大人の恋って感じ。素敵なお話でした。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function()…

「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」山口 周

外国との比較を知って、日本で哲学がほぼ使用されていないこと とても残念に思いました。 哲学的な考え方をもっているかが、人間の豊かさや深みに影響が出るとも感じました。 ビジネスや日常の中に哲学を使う場面があると気づけたことは大きいです。 人間と…

#ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す #山口 周

これまでと違って 今後はコンサマトリー自己充足的な時代がくるだろう、との予測がありました。 人間らしい、直感的な文化的に豊かな生活を送りたい と考える人が多くなるという考えには同感でした。 一般的な豊かさではなくて、本当に自分がやりたいこと 人…

「乳と卵」川上未映子

感想 まくし立てるような関西弁が心地よくて 本質を言い当てているようなところが、とても面白かったです。 あっけらかんとした母親と、多感な思春期で感受性の高い娘の中にある思いが 少しずつぶつかる様子が刺激的でした。 考えていることの次元が違う親子…

「姑の遺品整理は迷惑です」(双葉文庫)垣谷 美雨

感想 主人公とともに、たくさんの遺品を残した義母のへの想いが変化していく。 遺品には、その生き様があり、その人らしさなんだ…と。 人が一人逝ってしまい処分する作業が生まれるけれど その生きてきた道を振り返る作業だと感じました。 (function(b,c,f,g…

「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」 山口周

感想 「あれっ?」読んだことあるかもと思いながら再読… 読書メーターがなければ気づかなかったです。 読書の役に立つ部分を、後々検索できるようについて思い出してきました。 今では「読書メーター」に記録して事足りています。満足しています。 ビジネス…

「あおい」西加奈子

感想 日常生活の中で、素直に思ったことを 素直に書いていて、包み隠さないところに親しみを感じました。 私たち年配のものから見ると 若い人たちが、適当に生きているように見えることもあるけれど 心の中ではすごく大きなものが動いていて、暖かいものがあ…

「腰痛放浪記 椅子がこわい」(新潮文庫)夏樹静子

感想 夏樹静子さんが腰痛の原因を突き詰めた一冊。すごい。 なんとかしたいという思いと、原因はなんだろう?と言う思いとが交錯している… 心因性はなかなか自分で気づけない… 人間の不思議を感じました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObjec…

「かたちだけの愛」 平野啓一郎

感想 自分が愛だと思ってるものが、相手にとっては愛ではないことが、人が別れる理由にもなっているとは、寂しい…。 言葉にするとすごく薄っぺらい感想で、すごくありふれた言い振りですが 愛のあり方について、いろいろ考えさせられました。 (function(b,c,…

「『超』勉強力」中野信子 山口真由

感想 頭のいい人と、一括りにするけれど、彼女たちは自分のことを天才とは思ってないし、その分、試行錯誤しながら努力している事が分かりました。 本を7回読むことなんかの発想は、ホントに努力でしかないです。 その原動力は知りたい、学びたいという内面…

「僕が親ならこう育てるね」ひろゆき

感想 ひろゆきさん目線の子育て本。 今までのしきたりとか、しがらみとかを取っ払って、いいこと言っておられます。 一番心に響いたのは、根拠のない自信を持たせてあげること。 私はこれができていなかったと思います。この発想は、全くなかったけれど、そ…

「努力不要論――脳科学が解く! 『がんばってるのに報われない』と思ったら読む本」 #中野信子

感想 すごく興味深い内容だったという感じです。 科学的な根拠を持って、空気を読んでいる日本人の脳の働きを紐解いてくれました。 科学的に説明するのが難しい空気を読むという内容も、科学的でいて、私たちが納得のいくようにわかりやすく説明してくれてい…

「女に生まれてモヤってる!」中野信子 ジェーン・スー

感想 絶対的な幸せでなくて、相対的な幸せに向かう…と言うようなところに心が響きました。 あと、40歳くらいになれば色んな意味で落ち着くということ。 専門家の言葉は大きい。そんな気がします。 臨床の世界でも言われていると知ると、自分と重ね合わせても…

「カラスの親指」道尾秀介

感想 初めはとてもドロドロした感じだけど、そうでなく… とぼけたような人たちが、実はとても暖かくて、結局それは意図されたものだったんですが、どこか、安心して読めました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(…

「横道世之介」吉田修一

感想 ふわっとした暖かさ不思議な感覚。 主人公のいろいろな核心には触れられていない。今まで思い描いていたようなストーリーではなかった。 そして、いつの間にかストーリーが終わってしまっていた感じ、その余韻がまたいい。 私にとって、不思議な小説だ…

「県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実」(文春新書) 藪正孝

感想 初めは小説のように、あまり変わらずに読んでいましたが、徐々に真実と言うことが重く感じられてきました。 どこかで聞いたような話でも、真実だということが重いというのが、本当の感想です。 刑事小説が好きでも、ドキュメントとは違うと言うことがよ…

「空気の研究」(文春文庫)山本七平

感想 日本で大切にされている空気について、歴史的にも様々な視点から書かれていました。 見えない空気を無意識のうちに上手く使いこなしているのが日本人… 空気を味方につけて、空気のせいにする巧妙な手法も確かにある。 日本にいれば、空気を上手く操れた…

「打ちのめされるようなすごい本」(文春文庫)米原万里

感想 解釈が興味深く「すべて読みたい!」と思えてしまいました。 多くの本を読んだ筆者だからこそ、それぞれの良さを伝えられています。 また、筆者のお勧めするパワーがホントにすごい。その人にその本が合うかどうかはまた別の問題としても、筆者がその本…

「誰もわかってくれない 傷つかないための心理学」(ハヤカワ文庫NF)ハイディ・グラント・ハルヴァー

感想 題名から思ったよりも意外に、すごくしっかりとした本でした。 普段の生活の中から愛着に関することまで、人が人のことをどう感じているのか 具体的に記されていました。 人のタイプによって、アドバイス声の掛け方を変えるところなどの違いが、私にと…

「海辺のカフカ」村上春樹

感想 抽象度の高いストーリーで、読み手の想像の部分がすごく多く面白く感じられました。 迷い込む世界に意味があるようで、また、視点を変えると世界が広がることを教えられる部分もあって、これは本でしか味わえない世界だ、とすごく感じました。 (functio…

「侠飯」(文春文庫)福澤徹三

感想 面白かったです。 初めは任侠モノかなと思いながら読んでいると、料理がとても美味しそうで、どんな事件に巻き込まれるのだろうかとドキドキしていましたが… 面白くていいお話でした。シリーズものみたいです。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffi…

「熱源」川越宗一

感想 面白かった。樺太アイヌについていろんな側面から語られていて、実存の人物も登場しその世界にのめりこめました。 文明の波がやってきた時に、アイヌの人たちが考えたこと。 倭人たちはすんなりと文明を受け入れられたのだろうか… アイヌの生き方がもと…

「怒り(上・下)」 吉田修一

感想 すごく深い内容でした。 そして、人を信じることが、すごく難しいということをこの作品から感じました。 最後には、自分の弱さから自分を守りたい思いから、人を信じ切れない気持ちがある…信じることの反対は、裏切りになるのだろうか。 形ないものを信…

「クライマーズ・ハイ」横山英夫

感想 山登りの本かと思って、軽い気持ちで読み始めたらすごい作品でした。 あの日航ジャンボ機墜落事故と新聞社事情と、山と、それぞれの親子関係とが、絶妙な割合でミックスされていました。 昭和の時代の話だけれど、当時の会社組織はこんな感じだったのだ…

「潜入捜査」今野敏

感想 一味違った刑事もの。謎の部分も多いけれど、大化の改新からのつながりを感じながら、現代に手裏剣やパチンコ玉受け入れられてしまうくらい説得力のあるところが面白かったです。刑事ものだけど、また一味違ったテイストでした。 (function(b,c,f,g,a,d…

「『一人で生きる』が当たり前になる社会」荒川和久 中野信子

感想 何かで読んだともうけれど、女は「仕事」男は「恋愛」で自己肯定感が決まってくることは、再度納得できました。 2040年にはソロの方が多くなり、既婚の方がマイノリティになると…これは衝撃的。 そういった社会に入れないとダメと言う思いが強く、同調…

「起業のすすめ、さよならサラリーマン」(文春e-book) 佐々木紀彦

感想 本気の企業についての本だった。 自分を知り信頼できるパートナーを探すこと。 一番難しそうだが探し当てられれば、心強く進められる。 今後は起業家の時代、企てる起業家が必要とされるとのこと。 企業の王道を知れる1冊だった。 (function(b,c,f,g,a,…