「双子の悪魔」 幻冬舎文庫 相場 英雄
私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。
本選びの参考になれば、と思っています。
読み終えるまでの平均的な時間(3時間15分)
感想…
推理していく感覚が楽しかった。
表面的には差別意識を表していない人であっても、心の中でそういった意識を持っていると、それはその人たちに伝わっていると言うこと…。
それが全てのきっかけであるこのストーリーは、小説として見ればインパクトには欠けるが、実際の生活の中ではよくあることのように感じられた。
そして、ラストは今までのヒントを合わせて読者が考える…と言う感じではあるが、犯人の意図が、まったく犯人の口から語られないところにちょっとモヤっとしたが、それも作品の一つのあり方と考えると、印象深い作品になった。
内容(「BOOK」データベースより)
大和新聞の菊田美奈子が詰める東京証券取引所に、レストランチェーン・西大后に対するTOB(株式公開買い付け)情報が入った。報道により、西大后の株価は乱高下する。だが、すべては違法な仕手戦により巨万の富を得ようとした金融ブローカーの罠。魔の手はネットを通じて個人の資産にも向かう…。マネー犯罪の深部をえぐる経済ミステリ。--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
相場/英雄
1967年、新潟県生まれ。2005年、『デフォルト債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞(現・城山三郎経済小説大賞)を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
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