心理師 juneberry’s blog

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認識されると味覚の感じ方が変わったこと

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小さい頃は、苦味が強く感じられていたのか
大根の味が苦手でしたし
春菊の味も苦手でした。

でも今では、大根の炊いたものや春菊の美味しさがわかります。

社会人になった頃は、まだ大根も春菊もダメで
私は「苦くない大根を今まで食べたことがない、だから苦手なんだ」
と思っていました。

ある飲みの席で、先輩が
美味しいおでんの大根を食べていたのですが
私が「大根が苦い」という(どうでもいい)話をしたので

「この大根美味しいよ」と言って
分けてくれました。

それで(美味しい大根を初めて食べられる^^)と
私が一口食べたんですが

(いつもの大根の味…)

私の表情がパッとしないので、先輩は困っていました。
本当に、悪いことをしました。

でも、その時にわかったんです。

(そうか、この味を世間では美味しいと言うのか…)

そこから私の中で
「大根が苦い」→「美味しい」
へ書き換えられました。

だからと言って、苦味がなくなったわけではないのですが
結果的に、思い込みの強い私は
それから、美味しく大根を食べられるようになって
苦味を、美味しいと読み替えているようです。

インプットして、認識されると
それだけで感覚が変わってしまう、私は単純です。

春菊も同様のエピソードがあって
友だちみんなで、鍋を囲んだ時に
春菊が好きだという男の友だちがいました。

「美味しい美味しい」と言いながら
その子が食べるのを見ていると
(この味が美味しいんだ…)と、また衝撃を受けました。

考え方、おかしいのですが
春菊はみんなガマンして食べていると言う感覚を
大人になっても、持っていましたので…

あと、味覚なのか、嗅覚なのかはわからないですが
小さい頃は、私はあまりご飯を食べない子だったので
無理矢理、食べさされた記憶が多くて
鼻をつまんで、食べていました。

そうすれば、食べられていた、と言うことは
子どもの頃は、先入観なく
嗅覚が、よく効いていたのかも知れないですね。

昔、苦手なものを食べるときに

「鼻をつまんで食べなさい」と母に言われました。

鼻をつまめば味がわからなくなると言うことは昔から知られていたことなんですね。

今の方が知られていないかも…と思いました。

(子どもに鼻をつまんででも苦手なものを食べさせるという親側の感覚も、今はないですね…)