心理師 juneberry’s blog

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Kindle本のご紹介「ソバニイルヨ」(幻冬舎単行本)喜多川泰

読み終えるまでの平均的な時間(3時間38分)

感想

人の目ばかりを気にする中学生が、どんどんと変わってくる物語。なぜ勉強するのか…それは損じゃないのか…等、中高生の頃に一度は頭をよぎった質問たち。

今、子どもに問われても上手く答えられるかどうかは、不安。

でも、そういった内容を中学生がロボットと会話しながら、そのアドバイスを受け実際に経験し、だんだんと心が動かされ、自分の体験から納得していく様子がストーリーの中で上手く展開されていました。

本当に中学生や、ちょっと大人っぽい小学生に読んでほしいと思いました。

もちろん、大人が読んでも十分に楽しめました。

さすが、喜多川さんの作品だな…。

内容(「BOOK」データベースより)

勉強が嫌いで、周囲の目ばかりを気にして日々過ごしている隼人。さらに、些細な出来事がきっかけで、仲の良かった友達との関係がもつれ、孤立することになってしまった。ある日、自分の部屋に帰ると、そこには見慣れぬ大きな物体が。それは、長期間不在になる父親が残していったロボット・ユージだった―。  --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

喜多川/泰
1970年生まれ。愛媛県西条市出身。98年、横浜市に学習塾「聡明舎」を創立。人間的成長を重視した、まったく新しい学習塾として地域で話題となる。2005年に作家としての活動を開始。その独特の世界観は多くの人々に愛されている。『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(13年に映画化)、など著書多数。また、多くの作品が、中国、韓国、台湾、ベトナムでも翻訳出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)  --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。