心理師 juneberry’s blog

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自分の余裕分で利他になる

マネジメント的なことで、いろいろな人のお話を聞いた中で
稲盛和夫さんのお話が、一番しっくりきました。

マネジメントというお話の中で
利他の精神が出てくるとは想像していなかったので
驚きましたが
私は、稲盛さんのお話が人間的で好きです。

時代が変わったのか、私が変わったのか
わからないですが
バブルの終わり頃の、学生時代には
どこか、利己的であることが主流で(主観です)
利他的であることが
私の中でどこか、恥ずかしいみたいな感じになっていました。

小さい頃には、利他的な方がいいと道徳的なことを学んではいましたが
「そんなことしてたら、みんなにおいてかれる」
と子ども心に感じたことが何度もありました。

それから、現実は厳しいんだから…と、学生時代や社会人になった頃には、素直に利他の気持ちは出せなかったです。
そんなことしたら、おいていかれるような気持ちが、やっぱりありました。

高校まで、家の近くだったので
急に都会を知った田舎者みたいな感じで
そこから、なんか都会を知っている人、冷たい人になろうと
思ったような気がします。
ま、浅はかな考えですが、そんな感じでした。

だから、40代の頃に稲盛さんの本を読んで、CDを聴いて
経営者でもこんな人がいるんだな、とすごく衝撃を受けました。
経営なんて知らなかった私は
それまでは経営と、人間として大切なこととは
切り離して考えないといけない…みたいに
勝手に思い込んでいたんだと思います。

結局は、今では私も仕事の中で人間的な考え方
利他的な考え方が大切だなと感じています。

自分の余裕分で利他的になると言うくらいがいいですね。