juneberry’s blog

50代女性の魅力的な生き方に憧れて、毎日考えていることを発信中。読書好き。アンティーク風なもの好き。

私の心が揺さぶられた本の紹介「彼女は頭が悪いから(姫野カオルコ)」「羊と鋼の森(宮下奈都)」

 Kindle本で耳読しています。

今日は、心を揺さぶられた本のご紹介です。

まったく違った視点から、私の心が揺さぶられた小説です。

 

「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ

 

読み終えるまでの平均的な時間 (7時間22分)

 

 

彼女は頭が悪いから (文春e-book)

彼女は頭が悪いから (文春e-book)

 

 

現実に起こった事件に着想を得ての小説、というところに、とても胸が痛くなりました。

ある意味、久々に、心を揺さぶられた作品と言えるかと思います。

私自身は、心が痛んだということです。

人の価値観は、その本人だけの問題ではなく、育ってきた環境に左右される部分も大きいと感じました。

でも結局、現実世界では「東大がブランドである」ということは紛れもない事実であって、そこに群がる人たちがいるということで…。

誰がそう言ったものを作り上げているのかというと、本人たちと、それを取り巻く全てのモノとなるのだろうか。

私にとっては、教授の存在のみが救いでした。

Kindle本を読んでいると、短い本が多いのですが久しぶりにずっしりと重い、ページ数の多い本を読んだという感じが強いです。 

 

羊と鋼の森」宮下奈都

 

 

読み終えるまでの平均的な時間(3時間28分)

 

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 調律師の話です。

その弾き手の言語化されたニーズを調律師が、ピアノの音としてどれだけ表現できるのかというところに、調律師には相手のイメージしているものを共有できる力が必要だと感じました。相手の思いの言語化と自分のイメージの言語化を一致させるということ。

そしてさらに、一致させるだけでなく、その先には相手を慮り、調律師の判断で思う音に調律することもあるということ。

小さい頃に実家にも毎年調律師の人が来てくれていて、調律師上がると「弾いてみて」と言われることがあったことを思い出しました。ウチの家では、どういう思いで調律してくれていたのだろうかと考えてしまいました。

初めて調律の作業自体を奥深いものだと感じました。