心理師 juneberry’s blog

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損切る勇気 埋没原価を気にしない

 

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私が大学を卒業して、証券会社に勤めていた時に

株が下がった時の手段として

 

損切りする」か「難平(なんぴん)をかける」か

あと「塩漬け」という言葉もありました。

 

ちなみに難平とは、難を平らにするという意味で

株価が下がった時に、さらに買い足すということです。

 

そして、当時は難平をかけるお客さんが一般的で

損切れる人は、少なかったような感覚があります。

ただ、損切りを出来る人は、しっかりとした思いがあって

その時期も、早かったような感じがあります。

 

 

私が、小さい頃、習い事をやめさせてもらえなかった理由も

「せっかく、ここまで続けてきたんやから」という母の口癖でした。

 

母世代の日本人の中には

忍耐強く続けることへの、美徳があったように感じています。

 

それによく似たものは、社会の中にもまだまだあって

でも、ベンチャー企業にはないものだと思います。

 

直接は関わっていないのですが

今の職場で、一つの大きな方針がありました。

その方針を1、2年(だったと思う)続けて

180度方針の転換ありました。

 

その方針を出した人自身が、方針の転換をされたと後で聞きました。

 

やってみて、違っていたら変更する。

いいと思います。

 

それも、とても大きな方針転換だったので

すごく勇気のいったことだと思います。

自分自身でそこまでされたこと

個人的には素晴らしいと感じていました。

 

でも、周りからは

「自分で、自分の子どもに自分が手をかけるようなことをしなくていいのに…」

という声も聞こえました。

 

私には、言っている意味がよく分からなくて

尋ねると

「もう少し様子を見て、その人がその担当を外れてから、他の人がやればよかったのに」

というような趣旨の話でした。

責任問題への対応だと思います。

 

残念ながら、そういった人が多い組織です。

 

でも、もし様子を見てしまったら、その組織には変える勇気がないので

さらに担当が変わってしまうと

現実的には変えられなくなります。

 

その判断をした人は、私より少し上の女性でした。

当時、40歳過ぎくらいだったのでしょうか。

 

しっかりと状況を見て、判断ができる人だと思っています。

かっこいいです。

そして、決してそういう人はマウンティングはしませんし

空気が読めないのとは全く違って

周りの人に振り回されないです。

 

地味ですが、しっかりと仕事ができる人は

正しい判断ができると思います。

逆ですね、正しい判断ができるから

仕事がしっかりとできるのですね。

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