Kindle本ご紹介 「ウィザードグラス」 (双葉文庫) 根本聡一郎
読み終えるまでの平均的な時間( 4時間36分)
感想
小説ではあるけれど、情報化時代の恐ろしさを垣間見た気がしました。最低限の個人情報には気を使っていますが、SNSや端末を知られることがどう言うことか今ひとつピンときていなかったです。もしも、端末のやり取りの内容やGPSの位置情報が集約され、管理されるとすれば、怖いと思いました。
そう言った技術を正しく使うことが、私たち人間に求められているんだな…と強く感じた作品でした。
こう言う内容のストーリーが出てくるのは、時代だなと感じたのと、こう言う技術系の内容は、すぐに古くなってしまうのかも知れないなとも思いました。
時代を感じられる推理小説でした。
内容(「BOOK」データベースより)
大学生の陽輝の下に、ずっと連絡のとれなくなっていた兄から、突然荷物が届いた。中身は、見慣れない眼鏡型のデバイスとタブレット。説明によると、それは他人の検索履歴を見ることができるAR機器「ウィザードグラス」だった。なぜこんなものが存在するのか、そしてなぜ自分の下に送られてきたのか。陽輝は次第に、ウィザードグラスをめぐる事件へと巻き込まれていく―“1億総監視社会”の恐怖と希望を描き切った意欲作! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
根本/聡一郎
福島県いわき市出身。1990年生まれ。東北大学文学部卒業。東日本大震災をきっかけに、学生時代からのNPO活動と並行して小説を書き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。