心理師 juneberry’s blog

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本のご紹介「失敗の科学」マシュー・サイド

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感想

心理的安全性がない場合やプライドの高い地位の高い人に対して、口出ししにくい環境の失敗をどう考えるのか…

そういう環境では失敗は繰り返されてしまう…

パイロットの失敗に対する開示を見ていると、本当に安全を保管していきたいという業界の姿勢が見えました。

逆に、自分の立場を考えてしまうような、失敗を指摘する人がその組織内の人であるとそれは難しく、どうしても隠蔽されがちになってしまうと言うことがよくわかりました。

その点、責任を当事者に押し付けない航空業界の考え方はいいなと感じました。そういう環境をどこでも取り入れられたら、失敗が減っていくだろうな。

著者について

マシュー・サイド
1970年生まれ。英『タイムズ』紙の第一級コラムニスト、ライター。オックスフォード大学哲学政治経済学部(PPE)を首席で卒業後、卓球選手として活躍し10年近くイングランド1位の座を守った。英国放送協会(BBC)『ニュースナイト』のほか、CNNインターナショナルやBBCワールドサービスでリポーターやコメンテーターなども務める。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

誰もがみな本能的に失敗を遠ざける。だからこそ、失敗から積極的に学ぶごくわずかな人と組織だけが「究極のパフォーマンス」を発揮できるのだ。オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツチームなど、あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす!  --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。