心理師 juneberry’s blog

読みたい本が見つかる

アサーティブに伝えたメッセージはゆっくりと染み込んで

私が育ってきた環境を考えると
家庭では、ゆるい男尊女卑があったように感じます。

私は長女で弟妹がいて
弟の名前は同居していた祖父が名付け
「太郎」です。
祖父からすると、待ち望んでいた男の子だったんでしょうね。

太郎は、 小学生の頃から塾へ行き
私が塾へ行きたいと言っても
バレエやピアノなどの習いごとしか
やらせてもらえませんでした。

小さい頃から、男子に対してのライバル意識は
どこかにあったような気がします。

職場では、男性と女性を平等に扱うということから
今、女性管理職の割合を、数値目標を上げ
必死に上げようあげようとしています。

「女性管理職の割合を20%」と数値目標があっても
そこを下回らないように配置すると言うことですが
そもそも、私の見る限りでは働いている人は男女半々くらいだと感じるので
20%と言うのもなんとも・・・? の数字に感じます。
ここ数年は、過渡期なので
たまたまその時期にはまる、私たちの年代の女性にとっては
少し、思いがけない追い風です。

話はそれますが
私たち50代前後は、第2次ベビーブームと言われて
とても、子供が多かった時代です。

だけど、大学を卒業する頃には
好景気だったバブルがすっかりはじけて
だんだんと、就職が難しくなってくる時代に入ってきています。
だから、その時期はどの企業でも採用者がすごく少ないです。

他の理由もあるのですが
人口としてはたくさんいるはずなのに
今の職場には、同年代のベビーブーム世代は本当に少ないです。

私は10年前、団塊の世代が大量退職に伴って
足りないベビーブーム世代を埋めるために
採用されたと思っています。

人の見方は、立場によってもそれぞれ違うので
私と同世代の男性は
管理職への道が比較的楽(だと思われている)同世代の女性を羨ましがるし

今、60歳前後の人数がが多いので、入れ替わりが激しく
今の50代前後の世代の昇進が楽なんじゃないかと、とても羨ましがっているし…

たまたまラッキーなことは、もちろんあるけど
そこには頼らず、とりあえず自分を磨くことが大切だと
私は思っていますが
恩恵を被っている、私の立場から言うとややこしいので言いません。

あと、昨日あったこと。
異動が決まって、いろいろな人が話に来てくれるのですが
重いやりとりをした人から廊下で声をかけられました。

「ドンドン登っていく人やね、そっちの人やね、」と言われ
とりあえず私が相槌を打ちながら、ずっと聞いてたら最終的に

「聞いてくれるタイプやけど、そんなに、全部吸収してたらさしんどくなるで」

という言葉をもらいました。とても意外でした。

色々な考え方の人と話をするときには
「アサーティブに…」と、常に自分に言い聞かせて
意見は意見として聞くけれど、こちらの要望の主張ももちろんします。
一番は、誠実さを忘れないようにしないと、と言い聞かせていました。

それが表面的であっても、誠実さが見えなければ
絶対に、言葉尻や上げ足をとってくるタイプの人たちだからです。
誠実さは、まったくの嘘ではないけれど
非言語の部分で表現しているものって、とても大きいと実感しています。
(言い合いになってもめてしまう人たちは、非言語の部分が大きく違うと思っています)

とにかく、私はその言葉に驚いて
この人は、優しいけど、面と向かって言えない人かも…と感じました。
そんな言葉をくれた彼女に、感謝です。
思いがけず、鼻向けの言葉をいただきました。

彼女から、そこまでの言葉をもらえて
「じわじわとくるアサーティブ」ってすごいな、と実感です。