心理師 juneberry’s blog

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父のこと#15 いくつになっても子ども

先週、父に会うと思っていたよりも元気だったので

ビデオ電話で通話した息子たちも

「声出てるやん」「元気やん」と言っていた。

私も「緩和ケア病棟に入って、元気になったな」と感じていた。

ただ、その裏には、惜しみない薬の投与があるのも知っている。

 

今日、母からLINEが来た。

「今日、看護師さんから 昨日より食事が取れなくなり又、痛み止も少しづつ多くなってきました。何時電話が入るかも知れませんのでと言うことでした。」

という内容だった。やっぱり、ショックだった。

はじめて涙が出た。

やっぱり潮の満ち引きって関係あるのかな、とも思った。

 

去年の今頃、父が入院して

検査して

1月ごろ、がんの告知を受けて

春ごろ、コロナが流行って

在宅で抗がん剤治療をして

夏ごろ、感謝の気持ちを手紙で伝えて

秋ごろは思いの外元気で

冬ごろ、緩和ケア病棟へ入って

先々週、家族でメッセージカード作って

先週も、お見舞いへ行って

と、本当にスモールステップできたので

実感があるようで

実際は1年間、実感を持っていなかったみたいだ。

 

ドキドキする。

結果はわかってるのに、ドキドキする。

もう話せないかと思うと、本当に悲しい

 

50代って、もっと大人だと思ってた。

いくつになっても、子どもやね…

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