心理師 juneberry’s blog

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Eの学習性無力感対策

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ESBIのフレームワークにおいてEmployeeであることの問題点。

仕事上の情報収集をしたとしても、自分に権限がなければ
上司にはねられてしまうと役に立たないということ。
検討してはねられたならまだしも
そもそも、上司がその情報を知らない
という残念なこともありました。


私は、5年前に2ヶ月ほど、ある研究所で研修生として勤務させてもらました。

そこで、全国での最新の情報を知り
全国の方々とのネットワークもでき
自分の職場にも還元できるのでは…など考えながら
戻りましたが

現場では、変わらない日々がありました。

ただ、それは予想されていたことで
研究所の先生からも、折に触れて

「そういう立場でないと、すぐには現場ではいかせないことが多いから、まずはエッセンスから…」

と言う言葉をもらっていました。

研究所に来た人で、現場に戻ってから「学習性無力感」を感じてしまう人は
多いようで、研究所の先生方は無理しないようにと口々におっしゃっていました。

だから、だいたいそのモチベーションを保ちたい人たちは
全国レベルの勉強会や学会などの集まりに
ちょこちょこ顔を出しながら、その気持ちを保っている、ようなところがあります。

でも、目の前の山は大きくても
少しずつは変わってきている、と言う実感もあります。

最初はメゲそうになりましたが
得た情報を、職場で少しずつ発信して、いろんな人を巻き込んでいくことで
変わっていくことができると感じています。
(ただ、年単位の少しずつの変化です…)

情報って、今ではネットから何でも入手できるし
気持ちがあれば、本を買って情報を手に入れることもできます。

私が研究所からもってきた情報は、新しいこともありましたが
本やネットでも探すことのできる情報の、再確認が主です。

そこから気づいたことは
「よほど能動的な人でないと、その情報収集しなくて
多くの人は、まだまだ、人が説明してくれた情報を頼りにするところが大きい」
と言うことです。


どう言うことかというと
「私が知った内容を、口で簡単に説明すると納得し、賛同する方が多かった」
と言うことです。

この意味が伝わるか、どうかわからないですが
私の中ではその時の様子が、時代劇の江戸時代のイメージで

「江戸ではこんなことしてるらしいよ」みたいな

江戸に行ってきた人の話を
「なるほど〜」と頭を寄せ合って聞いている庶民の感じでした。

 

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