心理師 juneberry’s blog

読みたい本が見つかる

Kindle本のご紹介「京都、土下座で六時。」志津乃

読み終えるまでの平均的な時間(1時間24分)

感想

本当にクスッと笑えるあるあるな京都でした。

京都で当たり前になっているあるあるを著者の切り口で紐解いていて、クスッと笑えてしまいました。

京都に住んでいる人も住んでいない人も移り住んできた人にも興味深く読めるエッセイだと感じました。京都に来て20年の著者目線で、いわゆる京都ブランドの裏側を生活者の視点から紹介していました。

観光以外の京都を知ることのできる本だと思いました。

内容(amazonより)

進学のため京都に来て以来、気が付けば20年以上この街に住んでいます。

京都といえば有名観光地や舞妓さんをイメージされるかもしれませんが、一般住民にはあまり縁のないところです。ではありますが、そういった要素を抜きにしても、京都はやはり個性的な面白さを秘めていて、それらは逆に普通過ぎて生粋の京都人には気付かれていなかったりもします。

京都に住んでみて実感していることは「京都人にはなれない」ということです。3代住んではじめて京都人、と言われますが、やはりそれは本当で、私はどこまでいっても「よそ者」だと思っています。

ですが、観光客以上、京都人未満の私だから見える風景があるとの思いで、いつもキョロキョロしながら街を歩いていたりします。

皆さんもきっと何かで見たことのある、鴨川べりのカップル。あれは一体何なのか、並んで座るカップルたちの横を歩いて観察してみたり、錦市場でだし巻卵を買う際、並ぶ商品の違いは何なのか、京都では当たり前に食堂のテーブルに置いてある謎の粉は一体、などなど小さくてありふれた、だけどよそにはない京都のエッセンスを、エッセイにしてまとめてみました。

これを読んだ皆さんが、私と一緒に京都の面白さを体験したような気分になり、クスッと笑っていただけたら幸いです。