心理師 juneberry’s blog

読みたい本が見つかる

2022-07-17から1日間の記事一覧

「線は、僕を描く」砥上 裕將

「この作品が映画化」と書かれていたが、水墨画を背景としたこの作品を文字で表現しているところに、この作品の凄さがあると感じている。逆にまた、この感覚、世界観を、映像で表現することも難しいだろうと感じた。

「罪の声」塩田武士

あまりにもよく知っていた事件で、小説として読めなかった。当時テープの声は、電話で聞け、中学生だった私が聞いていた。身近に感じられる内容だったので、その小説ということが衝撃的だった。

「マチネの終わりに」平野啓一郎

物語が終わって欲しくない…と思いながら読み進めた。昔むかし「マディソン郡の橋」と同じような印象をもった。ただ、当時20代、学生時代だったので意味がわからず、日常ばかりで、面白くなかったという印象だった。

「ソロモンの偽証」第Ⅰ部 事件上巻・下巻 第Ⅱ部 決意 上巻・下巻 第Ⅲ部 法廷 上巻・下巻 宮部みゆき

中学生が中心となっているので、大人が主人公の作品よりも新鮮な感覚を持って読むことができました。自分がいつの間にか大人になっていて、ことを荒立てないように…という思いを持っていることにも気づいた。

「ロクヨン」上・下 横山秀夫

警視庁と地方と、キャリアとそれ以外と、職種の違い?が複雑に絡み合いながら、はいかイエスかしかない世界って、なかなか一枚岩になるのは難しいな…すごい組織だと。