心理師 juneberry’s blog

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「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」(角川文庫)澤村御影

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間17分)

 

感想…

民俗学をベースにした推理小説。登場人物のそれぞれ性格も細かく描かれていて面白かったです。

幼少期の不思議な体験から、不思議な力を持ってしまったことから、不思議な世界へと近づくことになる。得意な能力でありながら、人と違うことの生きにくさをもつという点では、現代でもそのような人もいるように感じました。

自分の由来を知りたいと思う気持ちを強く持っている高槻先生と、これから色々な奇怪な事件を調査していくのかと思うと、この先がまた楽しみです。

 

内容(「BOOK」データベースより)

嘘を聞き分ける耳を持ち、それゆえ孤独になってしまった大学生・深町尚哉。幼い頃に迷い込んだ不思議な祭りについて書いたレポートがきっかけで、怪事件を収集する民俗学の准教授・高槻に気に入られ、助手をする事に。幽霊物件や呪いの藁人形を嬉々として調査する高槻もまた、過去に奇怪な体験をしていた―。「真実を、知りたいとは思わない?」凸凹コンビが怪異や都市伝説の謎を『解釈』する軽快な民俗学ミステリ、開講!

著者について

●澤村 御影:さわむら・みかげ/神奈川県横浜市出身、在住。2016年に「吸血鬼と映画を‐憧れの作家は人間じゃありませんでした‐」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞・大賞を受賞してデビュー。

 

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