心理師 juneberry’s blog

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「准教授・高槻彰良の推察2 怪奇は狭間に宿る」(角川文庫)澤村御影

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私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間27分)

 

感想…

読んでいて楽しいと思いました。いろいろな推理小説ってあるけれど、民俗学をベースにしてって、時代も色々あって奥深くなるなぁ、と感じています。

私たちが日常感じる不思議な出来事の中にも、本当のこととそうでないことがあるんだろうなと思いながらも、楽しく読めました。

シリーズになるものって、やっぱり登場人物のキャラクターがそれぞれ立っていて、回を追うごとに生き生きとイメージの中で動き出してくる感じがあるなぁと感じました。

 

内容(「BOOK」データベースより)

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。「あなたは誰?」という質問の答えは、かつてそのクラスにいた児童の名で―。ほか、尚哉の耳に異変が起こる中、有名女優から幽霊相談が持ち込まれて…!?高槻の謎めいた過去も語られ、ますます目が離せない、大人気民俗学ミステリ第2弾!

 

著者について

●澤村 御影:神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。キャラクター文芸界注目の作家。