心理師 juneberry’s blog

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不思議の正体

 

 

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今日は、今まで不思議に感じていた部分で自己覚知した部分があったので、ちょっと勇気をもって書いてみます。 

「自分はいじめられた経験がないのに、なぜここまで分かるのか」

それを、ずっと不思議にも思っていました。 

いろいろ考えている間に今日、マウンティングについて知り、腹落ちした気がしました。 

 

三世帯同居の家族の長女として育ちました。母はいつも私にライバル心を持っていたように感じていました。マウンティング、ヒエラルキー、そういった言葉がしっくりと当てはまりました。

 


母にそういった感覚は無いようですし、母もそうやって育ったのかも知れません。表にでるような嫌がらせをされたことはありませんし、躾の厳しい家だったと言えばそれまでですが、何に対しても出るダメだしや、周りの人への愚痴や陰口、小さい頃は、はしゃいでいたら最後にはしごを外されたような感覚が何度もあったように思います。いじめではないとは思っています。

ひとつひとつは、日々のほんの些細なことです。でも、その中で育った私は、表の悪者ではなくて、黒幕が誰なのかがだいたい分かるように思います。それは、いつも母は表に出ずに、ものごとをいいように動かしているのを、側で見ていたからだと思いました。  

小さい頃の事を思い返せば、自分でも「かわいそうに」と胸が痛くなることが多いですが、今はこんな力を培えた環境って、皮肉ですが、すごいと思います。 

昨日まで、育った環境に何かあるとは思っていましたが・・・複雑な気持ちもあります。 なんかモヤが晴れて、スッキリした思いもあります。

 

 

職場では、リーダーや管理職になる人の人間性ってとても重要になってくると考えています。

新入社員であれば、同僚や先輩が何か人間性に反することをしていたとしても、百歩譲って、放っておいてもいいと思います。

 

でも、それが、その場を管理する人であれば、一度目に注意しないといけないと思っています。一度目を見逃してしまうと、それは

「その場で認められたということ」

になってしまいますので、その感覚の蔓延を許してしまいます。

それが、ちょっとしたいじりや、悪口であっても「そういうことはダメ」と言わなければいけないと思っています。そんなことで、人の心の奥までは変わらないですが、少なくとも、まずは上司や先輩の顔を見て

「注意されるから…」

と、とりあえずは、その場でしなければいいと思います。消極的ですが、それがウイルスを活性化させない方法だと思っています。 

 

でも、残念ながらこれでは、小さな子どもと一緒ですね。