心理師 juneberry’s blog

読みたい本が見つかる

情報を知るのと知らないのでは大違い

f:id:juneberry-miyatomo:20210329205641j:plain人事異動で、片道1時間半以上かかる職場で(それは変わらず)

さらに、時間拘束されるような仕事に就くことになりました。

あわよくば、この4月で自宅近くへ転勤かも…?
なんて考えていたのですが…

甘かったです。


その中でも、今の状況を少しでも良くしようと考えたことが
通勤の負担軽減でした。

以前から、少しずつ考えてはいたのですが
今回の転勤がなかったことで
この場所で働く、と腹をくくりました。

最近のメルマガにも、勝間さんが車のことを発信されていて
それが、とても具体的だったので
しっかりと、背中を押されました。

2社試乗してみて、最近の車ってこんなに進んでいたんだ・・・
と驚きました。

私は通勤でずっと、車には乗っていますが
新しい技術については、まったく興味がなくて
知りませんでした。

情報を、知ると知らないとでは大違いだと実感しています。

 

 

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知らないところへ旅に出たくなりました「さいはての彼女」原田マハ

 

さいはての彼女 (角川文庫)

さいはての彼女 (角川文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(3時間27分)

 

感想…

 

心の癒しということが、共通のキーワードになっていしました。

現代社会の中、毎日の生活で気づかないうちに、私たちの心が疲れて、何が普通かがわからなくなってなっている。旅でその地を訪れて、思いもせずに来たその土地や、そこで偶然出会った人たちに、心をほぐされながら気づくこと。それは、同じことを日常の中で言葉で言われただけでは、気づかないことでもある。

その土地が教えてくれることと、出会った人がかけてくれる言葉、その両方が相乗効果となって人の心に響いている。

そういえば、自分もそういった経験があったことを思い出しました。

旅に出て、些細な事に心を動かされると言うことは、日常生活では、やっぱり心の隙間がないと言うことなんでしょうか。

知らない人からの言葉が温かく心に染みいると言うことは、日ごろの生活ではしがらみが多くてそちらにばかり気がいっているのだろうかと少し寂しくも感じました。

私も、どこか遠くに旅に出たい気持ちがした本です。

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。

著者について

東京都出身。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒。森美術館開設室、ニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務を経て、フリーのキュレーターとして独立。2012年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞を受賞。
 
 
 
 
 
 

チヤホヤされない関係が心地いい

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4月から、少し仕事内容が変わるので
昨日も今日も、それに必要な買い物をしたり
ついでに、通勤の車の見直しなど
たくさんのお店に行きました。

普段は、あまり買い物しないので
買い物をするときに
使うお金に対してチヤホヤされるのは
とても苦手です。

私は営業をしていたことがあるので
余計に、敏感に感じてしまうのかも知れないですが

販売している人が、私じゃなくて
私の後ろに見える数字を求めていることを
つい、感じてしまうので
チヤホヤしてくる営業には、ちょっと引いてしまいます。

それを出さない営業をしている人からは
私は、買い物もしやすいです。

習い事でも買い物でも、何でもお金が間に介在すると
利益を追求するあまりに
それは、どうしても避けては通れないところなのかも知れないですね。

そう思うと
長生きしていくときに、大切になる社会的なつながりって
高齢になって、お金を介さないつながりをイメージすると
少し難しいけど、とても貴重なつながりだろうなと思いました。

 

 

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細々と脳に負荷をかける

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40歳を過ぎる頃から

感情が抑えられなくなってきている人を見かけます。
確かに、そういう人は、何でも人に教えてもらったり
やってもらったりが多いです。

明るく開き直って
それを、自分のキャラクターのように扱っているタイプの人は
周りの人も、それに対応している感じです。

頭のキャパシティー
私自身も少なくなっているように感じる時があります。
それは、歳とともに
周りの若い人が、聞いてくれるという環境があると
それに甘えてしまっているところを感じます。
だから、気にしすぎかもしれないですが
若い人と話すときに、自分だけが気持ちよく話してしまっていたら
ちょっと反省しています。

今、私も手こずっていることがあって
17歳の息子のNISAの口座が、やっと、やっと作れたのですが
ホームページ上で銘柄を選ぶ場所がわからなくて。

私の口座の中に、ジュニアNISAの口座があるので
すぐに私名義の設定のところに行ってしまいます。

昨夜遅くに、少しやってみたのですが
だんだんと、イラッとしてしまって
この土日で、腰を据えて探そうというところです。
脳トレだと思えば、少し前向きにできそうです。
こういった、面倒くさいことは本当にイヤだなと思う気持ちしかないですが
前頭葉を日々鍛えられるように、少しの負荷をかけないとダメですね。

私ごとですが
4月から、人事異動があって
勤務地は変わらず、とても遠く
働き方は、まったく逆行していますが
基本的には、残業が多い仕事になってしまいました。

とりあえずは、GWくらいまで乗り切って
7月まで乗り切って…と考えていますが
1年経った、来年の3月には
残業しなくてもいいように、仕事のやり方や周りのいろいろを
変えていきたい、と考えてはいます。

私の自由時間は、確実に減りますが
自分のワーキングメモリーを鍛えるためにも
4月からも、投稿は細々とはやっていくつもり…でいます。

 

 

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「いつか虹の向こうへ」伊岡瞬

 

いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(5時間9分)

 

感想…

私にとっては、すべてのバランスが心地良い作品でした。

推理小説であってストーリーが良く、少しダークな部分もあり、最後には報われるような

そして、登場人物たちはそれぞれの闇を抱えている。

私向きで、良い読み心地が良かったです。

登場人物は、人とのつながりを求めていて

現代の社会では、利害関係が存在する人間関係がほとんどなんだが

人はどこかでそういうことが全く関係のない、無償の愛を与えたい、差し出したいと思っている部分があるような気がしました。

それはある意味、自己満足かもしれないけれど、相手も同じ感覚だったときに奇跡的に良い関係が生まれると感じました。

 

内容(「BOOK」データベースより)

尾木遼平、46歳、元刑事。ある事件がきっかけで職も妻も失ってしまった彼は、売りに出している家で、3人の居候と奇妙な同居生活を送っている。そんな彼のところに、家出中の少女が新たな居候として転がり込んできた。彼女は、皆を和ます陽気さと厄介ごとを併せて持ち込んでくれたのだった…。優しくも悲しき負け犬たちが起こす、ひとつの奇蹟。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作。

著者について

●伊岡 瞬:1960年東京都生まれ。日本大学法学部卒。広告会社勤務。『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞を同時受賞し、作家デビューを果たす。その他の著書に『135gの孤独』がある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊岡/瞬
1960年東京都武蔵野市生まれ。日本大学法学部卒。広告会社勤務。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞をW受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
 
 
 

大切な年金に思うこと

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年金は大してもらえないと、漠然と思ってはいますが 
だからと言って、それに備えるような事も特にしていないです。 
 
年金が十分にもらえない、とわかっていても 
子供の学費もあるし、毎日の生活もあるしで 
貯まる分だけ貯めようかくらいの 
年金に対して、特にどうこうすることもなく 
気にはしているけれど、ノープランという感じです…。 
 
ドルコスト平均法を使って 
定年退職までのあと10年ほどで、自分の仕事をしながらも 
将来に向かってのスキルを、少しでも積み上げていくようにしたいです。 
 
理想は、年金を受け取らなくても済むくらいの収入を 
自分で得られることが、ベストですが 
私の理想は、年金をもらいながらも 
自分で一定の収入を得られるくらいにはなりたいです。 
これも、メンタルブロック 
 
生涯現役で社会とのつながりを絶やさないためにも 
そういう道を歩いて行きたいですね。 

 

 

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「月の裏に望む」ことわ荒太

 

月の裏に望む

月の裏に望む

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間28分)

 

感想…

 

一つ一つの話が短編なのかと思って読んでいたら、少しずつ、つながりのある人物の話でした。

少しずつリンクしながら、違った視点でストーリーを見ている。

考えている事は、口に出さないとやはり伝わっていないんだなぁと思う。

人は全て知ることが必ずしも幸せでないし、

自分が行きたい方向へ行ったけれど、

それが、結果的に違うような気がする場合もあるだろうが

自分がどうしたいかと言うところをはっきりと持つこと持つ大切さ

その先にしか、自分の幸せはない。

あと、幸せに思う事を大人が察することは、なかなか難しいものかと感じました。

 

 

 内容(Amazonより)

 他人の闇を覗き見る快感。
全てが上手くいっているはずなのに、何か足りない…。仕事で。家庭で。恋愛で。決して見ることのない、月の裏のような闇を抱いて生きる人たち。
このままで良い訳がない。だけどもう、やめる事も出来ない。何かが欠けている日常から逃れるように、強く依存しあっていく。
全ての人物の抱える闇が明らかになったとき、あなたは必ずこの物語を読み返す事になるだろう。

 

なんのために健康でいるのか?

f:id:juneberry-miyatomo:20210325203534j:plain私は車通勤のため、ほとんどアルコールを飲む機会はないですね。 

それにコロナの影響も重なって、今ではまったくです。
もともと自宅でも誰も飲まないので、その環境は大きいです。

私は、通勤時間が長くて、そのせいで眠気にはとても敏感です。
うとっとするその原因は、だいたいは糖分だと思っています。
普段は、玄米を食べているので
たまに、白米を食べることがあるとその違いを感じます。

ただ、私は暗示にかかりやすいタイプなので
もしかしたら、思い込みもあるかも知れないです。笑

健康の話は、いろいろありましたが
今日は、その核を知ったように感じました。

今までは、身体にいいことをするために
ちょっと頑張るとか、ガマンするという感じもあったのですが
なぜ、なんのために、健康でいるのか
というところに触れてもらえて私の中に落ちました。

100歳まで健康を維持することなんて、考えてなかったですが

なんとなくあった「高齢になっても元気で…」くらいの漠然としたモノが

100歳まで健康を維持すること、を目的とすると
とても説得力があって、私の中に落ちました。

目的が、どこかボヤッとしていたんですね。

 

「不協和音」大門剛明

 

私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(3時間25分)

 

感想…

警察官の兄と検事の弟の物語。自白に対する捉え方に、若干の食い違うところがある。

推理小説だが、表面的な推理ではなくすべてもう一段深いところでの推理が必要になる構造です。

私の文章わかりにくいですね…。

その答えを導き方は2人とも異なるけれど、実の父親の無実をどこかで信じている弟の姿が最後に回間見れたような気がしています。

警察官と検察官の兄弟2人が、いいコンビだと感じました。

 

内容(「BOOK」データベースより)

刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか―。京都府警捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事の信念がぶつかる連作ミステリー。文庫書き下ろし。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
 
 
 
 

 

加齢が味方をする仕事を選ぶ 

 

f:id:juneberry-miyatomo:20210324191431j:plain結局、長生きした時に 

自分が、社会から必要とされなくなる結果
自分のソフトウェアが更新されなかったり
お金がなくなったりという
リスク管理さえできれば
長生きは怖くないということに気づきました。

またまた、当たり前のことですが
言語化されると、なるほどと思います。

定年退職が、とても気になってしまう理由ですね。

持続可能な、サステナビリティ、と言う言葉は、最近よく言われますが
働き方においても、持続可能な、定年退職のない働き方って
長生きリスクを回避する方法だな、と感じています。

それを、基準に考えると
SBの働き方は定年がなく持続可能で、とても魅力的に感じました。

今までは、収入面や拘束時間面からESBIを見ていましたが
また、違った角度から見ると
私にとっては、とても魅力的に映って見えました。 

参考

長生きリスクと世代による価値観

f:id:juneberry-miyatomo:20210323192524j:plain50代になると同年代でも随分と差が出てきます。 

見た目もそうですが
ソフトウェアの部分で更新されていないと
煙たがられるのは、よくわかりますね。

私よりも、少し若い40代後半の女性ですが
「私らは就職氷河期を生きていきたサバイバル世代やから…」
と、若い人たちが恵まれた環境だということを言うのが口癖です。

サバイバル世代って、言われていたかどうかは知りませんが

私たちが若かかった頃に
「戦後、あの頃は食べるものもなくて…」
と父母や祖父母が話をしていた光景と、重なってしまいます。

その時代が、大変だったことは、本当にその通りだと思うけれど
そこから、若い世代は…と話が続くことは
あまり、しっくりときませんでした。

そういう、自分の価値観を大切にしている人は
職場でも、価値観の更新が難しくて
マイルール的なこだわりが積み上がってしまって
年上の私でも、ちょっと…と思うので
若い人たちは、どう感じているんだろうか、と思います。

逆に、若い人のことで、私がめちゃくちゃ驚いたことは
何年か前に
「あんたのとこの新しい子、歩きながら化粧してたで」と言われて

「・・・・・・。」

となりました。
(職場の駐車場からの道路だったらしいので、たくさんの人が行き交うところではなかったけれど)

でも、若い世代は言っていないことは(教えていないことは)
わからない(やらない)ということが、わかってきていたので

「お化粧は、更衣室でやってください。社会人として、歩きながらの化粧はダメです。」
と笑顔で伝えて(レベルが低くて、ちょっと恥ずかしいですが…)
それからは、ないはずです。

その子は、最初の印象こそ悪かったですが
誰にごまをすることもなく、こちらが伝えれば、仕事もきっちりとやり切ってくれたので
社会性の面だけは、きちんと教えてあげないといけないな、と思った子でした。

私たちも、若い頃は「新人類」「無気力」だとか
今の若い子は素行が悪い、といつも言われていましたが

いつの間にか、若い人を批判していた側の世代に入っていますね。

でも、時代は流れていて
遅れているのは、自分たちの方だと考えると
そういった気持ちは、なくなります。

人って、なぜ自分が若かった時代をいつまでも引きずってしまうんだろう
と、今日は考えてしまいました。

 

 

「仕事が速い人はどんなメールを書いているのか」平野友朗

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(2時間2分)

 

感想…

本当にためになりました。

仕事が速い人は確実にメールの返信が速い。それは、私も実感しています。

優先順位をつける前に、目の前から、取り掛かっているというところも理解できました。隙間時間で取り掛かっている姿よく見かけます。

 

メールは伝達手段なので、相手に内容を伝えるために、見やすく、わかりやすくということが、一番重要なことだと感じました。

しばらく手元に置いておきたい1冊です。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

平野/友朗
一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事/株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役。1974年生まれ。筑波大学人間学類(認知心理学)卒業。広告代理店勤務を経て2003年独立。2004年アイ・コミュニケーション設立。2013年、一般社団法人日本ビジネスメール協会設立。ビジネスメールの第一人者として知られ、メールスキル向上指導、組織のメールに関するルール策定、メールの効率化による業務改善や生産性向上などを手がけ、官公庁や企業などへのコンサルティングや講演、研修回数は年間100回超。取材を受けた数は300回以上。著書に『誰も教えてくれなかったビジネスメールの書き方・送り方』(あさ出版)、『お客様から選ばれるウェブ文章術』(日本実業出版社)、『カリスマ講師に学ぶ!実践ビジネスメール教室』(日経BP社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

著者について

一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事/株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役
1974年生まれ。筑波大学人間学類(認知心理学)卒業。広告代理店勤務を経て2003年独立。2004年アイ・コミュニケーション設立。2013年、一般社団法人日本ビジネスメール協会設立。ビジネスメールの第一人者として知られ、メールスキル向上指導、組織のメールに関するルール策定、メールの効率化による業務改善や生産性向上などを手がけ、官公庁や企業などへのコンサルティングや講演、研修回数は年間100回超。取材を受けた数は300回以上。著書に『誰も教えてくれなかった ビジネスメールの書き方・送り方』(あさ出版)、『お客様から選ばれるウェブ文章術』(日本実業出版社)、『カリスマ講師に学ぶ!実践ビジネスメール教室』(日経BP社)など多数。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
 
 
 

 

「リバース」北國浩二

 

リバース (PHP文芸文庫)

リバース (PHP文芸文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(4時間38分)

 

感想…

 

主人公が殺人事件を匂わすヒントのような、超常現象を見るところから始まります。

主人公自体の以前の怪我から、もしかしたら認知にも、歪みがあるのではないかという疑いと、犯人だと思っている思い込んでいる人物への疑いと、動機がわからないこと。周りの人が怪しく見えてしまう状況。

終始誰が犯人だろうか、とすべての人を疑える要素が、ちりばめられていて、その不安定な感じが、なんとも心地悪く面白かったです。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北國/浩二
大阪市出身。フリーライターを経て、2003年に『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』が第5回日本SF新人賞に佳作入選。2005年に同書を刊行し、デビュー。第二長編『夏の魔法』がAmazon「Best Books of 2006エディターズ・ピック」の文芸ベストに選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

誰もが振り向くような自慢の恋人をエリート医師に奪われてしまった省吾。あることからこの医師が彼女を殺してしまうと「知った」彼は、全てをなげうって奔走する。そんな省吾の「執着」に、周囲の人間はあきれ、次第に離れていってしまうのだが…。やがて、事態は思いも寄らない方向へ転じていく。痛々しいほど真っ直ぐな気持ちだからこそ、つかむことのできた「真実」とは。 --このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
 

 

 

「長生きリスク」って

f:id:juneberry-miyatomo:20210322202126j:plain今まで、モヤッとしていたことが 

今日、少し晴れました。

私は今、50歳で
あと10年を、どうしようかと考えていたのですが
いつも何かが、モヤッとしていて。

「私は80歳で死ぬから大丈夫…」

なんて言っても
思ったように、終わらなかった時のことって、まったく考えてなくて
「でも、そういうこと(長生きすること)あるよね…」って
実はどこかで、考えていたんだとわかりました。。

今、50歳の私にとって、定年退職まであと10年で
カウントダウンしていましたが
ちょうど、いろいろ考えていたところでした。

そもそも、定年退職しても、その後人生って続くよね…と気づいて
当たり前のことなんですが、ちょっとした衝撃的でした。

ちょうど、そんなことを考えていた時に、このテーマ。

「長生きリスク」って言語化
今まで、私が蓋をしていた部分が見えてきました。

長生きリスクを、もし周りの人に言ったら
「100歳まで生きるつもり?」とか
「もっと早くにいってるって」とか言われそうで

長生きについて心配する自分を、恥ずかしいと思う気持ちがあったようです。

でも実際、長生きした時に、準備していなくて困るのは自分なので
しっかりと考えたいと思いました。

それと、60歳での定年退職を、カウントダウンをしていましたが
定年退職までのカウントダウンが何の意味をもつのか。

収入が無くなるというカウントダウンなのか
そこで線を引く意味は?
と、結局、何にも考えてなかったな…と
いろいろ思い巡らせてしまいました。

あと、60歳定年退職後にESBI のE以外のものになっても遅いかな
とも思っていました。
でも、人生100年と考えると、まだまだ先があるんだな
という、とても新鮮な気持ちになりました。

 

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ねずみ小僧は善か悪か「レアケース」大門剛明

 

レアケース (PHP文芸文庫)

レアケース (PHP文芸文庫)

 

 私が、Kindle本を耳読した本の感想を、ご紹介しています。 本選びの参考になれば、と思っています。

 

読み終えるまでの平均的な時間(3時間24分)

 

感想…

生活保護受給について、甘えと支援についての違いにを考えさせられました。

ねずみ小僧のしていることは善か悪か。

不正に生活保護費が受給されていることや、貧困ビジネス

本当に困っている人たちに、お金が届かずに、悪い人が儲けてしまっているような現状が見えると、どこで制度が歪んできたのだろうか、と考えさせられました。

ここに出てくる、後継者のねずみ小僧は、現金を支給するのではなく、その人に足りていない物品を配っていました。

では、制度もお金でなく物品にすれば良いのだろうか、と考えたり。

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、いっこうに自立しようとしない者や、保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」の存在に、生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり…。「生活保護制度」の矛盾を突く問題作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大門/剛明
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。2009年『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞をW受賞。以後次々と新作を発表し、社会派ミステリーの新星として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。