心理師 juneberry’s blog

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幸福の要素

リチャードワイズマンの幸運の4つの要素
いいですね。

・運を最大限に広げるように外交的、社交的になる
・虫の知らせを無視しない
・いつでもいいことが起きると期待する
・不運を幸運にひっくり返す

最近さらに、自分のネガティブ思考に
歯止めがかかっています。
ありがとうございます。

私にはいつも、悪いことが起こる
と思っていましたし
その不運に、どっぷりと浸かっていました。
(それがデフォルト的な・・・)
傍からは、そう見えないかも知れないけれど
そう思っていたんです。

疲弊していた頃に
無理やりにでも、いいことが起こると思うようにして
初めに言葉ありき、と
そのころは、言葉のみでした。
これは、斎藤一人さんからです。

その効果があったのか、どうかの検証は
できていませんが、実際のところ今では
不運を幸運にひっくり返すことに、慣れてきたと思います。

それもあってか「塞翁が馬」は
私の大好きな言葉です。

「悩みの原因を解決できなくても、悩みを解消できる」

これは先日、樺沢紫苑先生のお話の中で
私に一番響いた言葉でした。

「悩み」と言うと
どうしても、その原因を解決しよう、と
考えがちですが
原因が解決できなくても、悩みを解消できる方法があるんだよ
ということでした。

知覚を変える、と私は捉えました。
視座という言葉を使っておられたように覚えています。

カニズムを考えることで
当たり前だ、と思っていたことが
根底から覆される感覚をもらうこともあります。

ぎっくり背中

2年に1回くらい
私は「ぎっくり背中」になります。
だから、私の周りの人は「ぎっくり背中」という言葉を
認識してくれています。

たまに
「そういうのを『ぎっくり背中』って言うんですね」
と、妙に納得した様子で言われてしまいますが
「いえいえ、私が勝手に言っているだけで…」と
その時は、訂正しています。

30代の頃、ぎっくり腰に年に1回はなりました。
仮説検証になるかどうかは、分かりませんが

周りの人も含めて
6月に、ぎっくり腰になる率が高かったので
ぎっくり腰と、湿気の関係を疑っています。
それと、睡眠不足も要因だと思っています。

それが分かってからは
6月や、ムシムシするような季節には
睡眠をとって、無理せずに過ごすようにしています。
それもあってか
また、子どもも大きくなったので
抱っこなどの、身体への負担もないので
今では、ぎっくり腰になることはありません。

その代わりか
ぎっくり背中は、ふとした時になりますね。

疲れている、睡眠不足が大きそうです。
これについては、ぎっくり腰ほどの被害がないので
仮説検証はしていないです。

ちなみに、ぎっくり腰の時には
階段の上り下り(特に下り)が、とても難しくなったので
しばらくリビングで、四つ這い生活をしていました。

「二度としたくない」と強く思うことに対しては
自然と、仮説検証しているように思いました。

2022年10月読書まとめ

投稿が遅くなりましたが、記録として10月のまとめをします。36冊とは結構読んでいると思った。10月は伸び伸びと本が読めた気がします。

見返してみると10月の初めが、すごく昔に思えてしまう。いろいろ読みながら、刑事もの面白いといろいろ読んだり、吉田修一さんを知り読みあさっている感じです。また、「窓際のとっとちゃん」を40年ぶりに読んでみて、やっぱり感動するという年代を超えて感動させてもらえる作品だと実感した。

10月の読書メーター
読んだ本の数:36
読んだページ数:12907
ナイス数:351

ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされるブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる感想
マーケティングと言うと、良いマーケティングばかりが紹介されている。今回この本では、詐欺などの悪いマーケティングについても解説されている。マーケティングは、人の脳をどのように動かすかと言うところが主な視点になっていて、本書で書かれている中にも私がマーケティングに踊らされていると感じた部分が雲が多くあった。脳の働きは個体差があって、全てが一定のレベルではないが、マーケティングと言う名を借りて、そういった人たちが痛い目に合わないようなことが考えられたらいいと思った。
読了日:10月01日 著者:中野 信子,鳥山 正博
俺ではない炎上俺ではない炎上感想
SNSの乗っ取られ?から終わりの未来へとなる。臨場感があって、前半部分はドキドキしっぱなしだった。後半になるにつれて、この小説の構造がわかってきて、なるほどと最後の最後にやっと理解できた。面白かった。
読了日:10月01日 著者:浅倉 秋成
ハヤブサ消防団ハヤブサ消防団感想
池井戸潤さんの作品なので、勧善懲悪だろうと安心して読み進めていたけれど途中では、誰が裏切っているのか疑心暗鬼になってドキドキした。安心して読めた作品。
読了日:10月02日 著者:池井戸 潤
ひとまず上出来ひとまず上出来感想
中野伸子さんとの本から、ジェーンスーさんに興味がわいた。歯に絹着せぬ物言いが面白い。女性が歳を重ねていくことを実生活からも斜に構えて見ていて、同年代女性なら一度は思うだろうことを上手く紐解いてる。共感でした。40過ぎての化粧についてが、そうだったんだと一番納得できた。
読了日:10月02日 著者:ジェーン・スー
星の子 (朝日文庫)星の子 (朝日文庫)感想
新興宗教を侵攻している両親を客観的に見ている娘が主人公。外から見ていると違和感があることも、家族全体がその環境で完結していて、家族円満なら、内にいる限りは問題はないのだとよくわかった。家族内の視点から、両方の良さがわかって、少女の揺れる気持ちがうまく描かれていた不思議な世界観をもった作品だった。
読了日:10月03日 著者:今村夏子
貴様いつまで女子でいるつもりだ問題貴様いつまで女子でいるつもりだ問題感想
全て、共感できる訳ではないけれど、女子の心の中に一度はよぎったことに触れてくれていた。発想が面白いので、気楽にサラッと読ませてもらった。女子の心の中にある傷ついた心って、(男子でもあるかも知れないけれど)辛いけどそれを紐解いて行くと、辛い現実があるんだな、とかんじた。あまり女子に不満はなかったけれど、男子に生まれていたら、それは性が違うだけだけど、全く違う性格も出て来たかもしれないな、とも思った。
読了日:10月04日 著者:ジェーン・スー
ユダヤの商法(新装版)ユダヤの商法(新装版)感想
すごく昔の本だけど、全く色褪せていない。ユダヤの本は読んだことはあるが、これほどシビアに書かれていなかった。この本に載っていることをしていれば、儲かるのもわかる気がする。日本とは魔反対というか、シビアに数字を追求し、約束を必ず守り、それがどんなに情に流されそうな場面でも、ルールとして割り切れるような感覚を持っていると感じた。基本的には、ユダヤ人は人を信用しないということが書かれていた。今では、ユダヤ人は国家を持たないというわけではないが、世界各国で活躍する根本が見えた気がした。
読了日:10月04日 著者:藤田 田
三体X 観想之宙三体X 観想之宙感想
三部作とは作者が異なると知り、それでも続編が読めることにワクワクして読みはじめた。今までのたね明かしのような部分は、本当に作者が違うのか?と思うくらい、しっくりとくる内容になっていた。その後の展開は、さらにSFチックになっていって、ついていくのが難しく感じられた。まだ先が続くのかどうかはわからないが、この壮大なストーリーを読むと、日常や数十年単位くらいの普通の人生が小さく感じる。
読了日:10月08日 著者:宝樹
サイコパス (文春新書)サイコパス (文春新書)感想
サイコパスの考え方を、脳科学の観点から紐解いている。勝ち組サイコパスと負け組サイコパスとが存在することも驚きだったが、納得もできた。サイコパスが絶滅せずに、存在することを考えると、一定の職業では非常に大切な才能とも言えるように感じた。ただ、自分の身近にいることを考えると困るので、関わらないようにしたい気持ちには変わらない。性格として理解すると言うよりも、別モノとして認識するといいと思った。
読了日:10月08日 著者:中野 信子
ラストライン (文春文庫)ラストライン (文春文庫)感想
久々の刑事もの。私は結構、刑事ものが好きだと気づいた。いつの間にか今までの小説の中から、特捜や相棒などの仕組みも学んでいて、そうそうと思いながら読んだ。残虐な部分もなく、推理しながら、そして、まだ明かされていない部分にも興味があり、今後が楽しみに感じた。
読了日:10月09日 著者:堂場 瞬一
土葬の村 (講談社現代新書)土葬の村 (講談社現代新書)感想
まだ最近まで、土葬やそれに関する儀式が行われている地域があったとは、そこに驚いた。それは、すごく昔(明治くらい)のことだと思い込んでいた。そして、少し前までは、村の人たちでそれを担っていたことに驚いた。でも、お棺割りも村々で行わないとその後の村にも影響がしてきてしまう。本当に少し前までは、私たちの生活の中に人の死があったのだと感じる。私が子供の頃は、自宅での葬儀だったが、40年ほど経ってすっかり会館での葬儀が主となっている。良し悪しは別として、今は死者が自宅に帰ることも無く、時代の移り変わりは本当に早い。
読了日:10月09日 著者:高橋 繁行
起業のすすめ さよなら、サラリーマン起業のすすめ さよなら、サラリーマン感想
気楽な起業のイメージで読み始めたが、本気の企業の書籍だった。自分を知り信頼できるパートナーを探す。これが一番難しく感じた。その分パートナーを探せれば心強く進められる。私はここまで大それた起業を考えていなかったが、記述されていることは王道だと感じた。今後は起業家の時代で、上の時代と下の時代と繋がりながら、企てる起業家が必要だと言うことだった。
読了日:10月09日 著者:佐々木 紀彦
「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書)「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書)感想
何かで読んだともうけれど、女は「仕事」男は「恋愛」で自己肯定感が決まってくることは、再度納得できた。2040年にはソロの方が多くなり、既婚の方がマイノリティになると。これは衝撃的。その社会に入れないとダメと言う思いが強く、同調圧力アメリカの方が強いと言うのもすごく意外だった。階級的な考え方が強いのか、社会の方が優先される欧米とは思ってもいなかった。日本は昔からソロ文化があったのだと改めて感じる。
読了日:10月09日 著者:荒川 和久,中野 信子
拳の先 (文春文庫)拳の先 (文春文庫)感想
勝つこと、負けること、逃げること、居場所を探すこと、強いこと、弱いこと、それぞれの解釈をしながら、それぞれ自分自身の問題と向き合っていく様子があった。外から見て、どう見えているかではなくて、自分がどう感じるか。ボクシングをとおして、正面から受け止められるかのような、生き方を考えさせられた。ボクシングは、人間の本能の部分をあからさまにしながら、自分の不安や恐怖と闘っていた。メンタル面で強くないと務まらないな、と思った。
読了日:10月10日 著者:角田 光代
窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)感想
小学生の頃に母が読んでいたので私も読んだ。もう40年前。当時「トモエが焼けた」の章で涙が出たことをだけは覚えていた。こんな話だったのか、そんな気もする…年月を超えても、やっぱり感動した。お友達が亡くなったところも思い出した。障害のある子どもたちへの校長先生の温かい気持ちと、戦争についてが書かれていたことは、小学生の頃にはあまり気づいていなかった。年代を超えて心を動かされるお話。素晴らしいです。
読了日:10月11日 著者:黒柳 徹子
割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)感想
本って読むタイミングによっても、いろいろ感想が変わると思うけれど、このシリーズは、少し推理があって、それほど残忍な殺人もなく、私の今の状態にちょうどいい感じのストーリー。主人公の謎の部分がまだあるので、それにも少し期待がある。気持ちよく読めた。
読了日:10月12日 著者:堂場 瞬一
無敵の読解力 (文春新書 1341)無敵の読解力 (文春新書 1341)感想
いろいろな世界の出来事を、違う視点から教えてもらえて、私の常識としてもっていた世界情勢や思想をある意味覆してくれたと思う。どんな本を読んでいるのかで、その人の思考がわかるというのは、理解できるが、政治家が小説ばかりを並べていて、親近感持てる…なんて思っていたらダメなんだな。菅さんのラインナップに対する解釈もすごいし、私は政治家じゃないからいいんだけど、そこまでの読書はできてないな、と思った。あまり考えたことのない分野を、いろいろ考えさせられた本だった。
読了日:10月12日 著者:池上 彰,佐藤 優
在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)感想
おひとりさまシリーズの…と聞いても知らなった。同居人数が2人が一番ストレスを感じるという調査結果に、驚きと納得を感じた。皮肉な感じがする。確かに、一人で最期を迎えることがダメみたいに、一方的に捉えられていることもメンタルブロックだな、と感じた。体裁ではなく、自分がどういう死を迎えたいのかを考えることが大切だと思った。
読了日:10月13日 著者:上野 千鶴子
迷路の始まり ラストライン 3 (文春文庫)迷路の始まり ラストライン 3 (文春文庫)感想
シリーズ3冊目。何かが違うと感じていたことがやっとわかった。刑事ものだが、事件自体の推理よりも、主人公周りの人間関係の推理の割合が大きい。事件の詳細を知るという感じではない。そこが、また今の私にピッタリだったんだろうと思った。タイトルの迷路の始まりとは、ここから始まるということだろうか、結構長い作品になっていくのだな、と思った。
読了日:10月14日 著者:堂場 瞬一
潜入捜査 〈新装版〉 (実業之日本社文庫)潜入捜査 〈新装版〉 (実業之日本社文庫)感想
刑事ものだけど、また一味違ったテイストだった。出向先での潜入捜査で忍者のような技が次から次へと繰り広げられ、安心感をもって読んでいられた。謎の部分も多いが、大化の改新からのつながりを感じながら、今の時代に手裏剣やパチンコ玉が通用してしまうことを受け入れられてしまうくらい、説得力のあるところが面白かった。
読了日:10月15日 著者:今野 敏
マル暴甘糟 (実業之日本社文庫)マル暴甘糟 (実業之日本社文庫)感想
最近、刑事ものを続けて読んでいるけれど、温かいキャラの主人公だった。暴力団と警察官の間にある共通点を感じながら、主人公が日々の捜査の中で人間関係を作り、周りの人の心が動かされていく。キャラは濃いがそれぞれのよき先輩の姿を追いかけながら、ゆるいキャラではあるが、警察官としての線引きはしっかりとできていて、終始その人間性に安心させられた。
読了日:10月15日 著者:今野 敏
クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)感想
山登りの本かと思って、軽い気持ちで読み始めたらすごい作品だった。あの日航ジャンボ機墜落事故と新聞社事情と、山と、それぞれの親子関係とが、絶妙な割合でミックスされていた。昭和の時代の話だけれど、当時の会社組織はこんな感じだったのだろうか。確実な裏取を待つのか、スクープを狙うのか、また、投稿内容の判断など、何気ない紙面にもいろいろな思惑があるのだな、とも思った。
読了日:10月16日 著者:横山 秀夫
スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキルスマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル
読了日:10月16日 著者:堀江貴文
熱源熱源感想
面白かった。樺太アイヌについていろんな側面から語られていて、実存の人物も登場しその世界にのめりこめた。文明の波がやってきた時に、アイヌの人たちが考えたこと。倭人たちはすんなりと文明を受け入れられたのだろうか、と思った。アイヌの生き方がもともと自由だったからか、自然の中で生きてきたからか、すこし見えたその生き方、考え方に憧れも感じた。読み終わって、また初めを読むと話が繋がった。答え合わせみたいに感じた。
読了日:10月21日 著者:川越 宗一
怒り(上) (中公文庫)怒り(上) (中公文庫)感想
下巻へ続くところまでで、すべてがまだ点とてんのまま。この後、どれがどうつながって展開していくのかが楽しみ。脇役まで合わせて登場人物それそれが、魅力的な人間性をもっていてそれも興味深く感じられた。それぞれの事件とそれぞれの日常生活がどう結びつくのだろうか、という感じで下巻へ。
読了日:10月21日 著者:吉田 修一
怒り(下) (中公文庫)怒り(下) (中公文庫)感想
下巻、すごく深い内容だった。そして、人を信じることが、すごく難しいということをこの作品から感じた。最後には、自分の弱さから自分を守りたい思いから、人を信じきれない気持ちがある。信じることの反対は、裏切りになるのか。形ないものを信じ続けることの難しさを、たくさんの人の視点から見せられた。登場人物の人間性が魅力的なこととそれぞれの内省が深められる様子が、読んでいて面白かった。
読了日:10月22日 著者:吉田 修一
侠飯 (文春文庫)侠飯 (文春文庫)感想
面白かった。初めは任侠モノかなと思いながら読んでいると、料理がとても美味しそうで、どんな事件に巻き込まれるのだろうかとドキドキしていましたが… 面白くて、とってもいいお話でした。
読了日:10月24日 著者:福澤 徹三
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)海辺のカフカ (上) (新潮文庫)感想
今ごろですが、村上さんの本2作目。独特の世界にどっぷりと入り込まされるパワーがすごい。言い切られてる感覚に圧倒される感じだった。細かいところまで疑う余地のない世界に入って、わからないままにも、私もその中で思考する。まだ、繋がらない謎が点となって存在している。下巻でこれがどう繋がっていくのかが楽しみ。
読了日:10月24日 著者:村上 春樹
打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)感想
いろんな視点から見た、打ちのめされるようなすごい本を紹介されている。すべて読みたい!と思ってしまう。その解釈がまた興味深く、多くの本を読んだ作者だからこそ、それぞれのほんの良さを感じられるのだと思った。打ちのめされると言うくらいだから、オススメのパワーがホントに違う。
読了日:10月24日 著者:米原 万里
海辺のカフカ (下) (新潮文庫)海辺のカフカ (下) (新潮文庫)感想
ねじまき鳥を読んだ時には、わかりにくかったけれど、この作品はわかった気がした。どちらにしても抽象度の高いストーリーなので、読み手の想像の部分がすごく多くて、でもそれが今回は面白く感じられた。迷い込む世界にそれぞれの意味があるような、そして視点を変えると世界が広がることを教えてくれる部分もあり、ちゃんと読み取れているのかはわからないけれどすごく面白かった。これは本でしか味わえない世界だと思った。
読了日:10月28日 著者:村上 春樹
骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18)骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18)感想
誰が主人公なのか途中でわからなくなったが、これも面白かった。1つの物ごとに向かって、こうあって欲しいという希望からの流れでみんなが動き出した時に冷静に待ったをかける人が、どこでも必要だとも思う。
読了日:10月28日 著者:堂場 瞬一
だれもわかってくれない: 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF)だれもわかってくれない: 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF)感想
もっと軽い本だと思って読み始めるが、すごくしっかりとした本だった。普段の生活の中から愛着に関することまで、人が人のことをどう感じているのか、が具体的に記されていた。わかっているようで、人のことなんてほぼほぼわかっていないと感じる。人のタイプによって、アドバイス声掛けの違いが一番印象的だった。使ってみようと思う。
読了日:10月28日 著者:ハイディ・グラント・ハルヴァーソン
「空気」の研究 (文春文庫)「空気」の研究 (文春文庫)感想
日本では非常に大切にされている空気について、歴史的にも様々な視点から書かれている。見えないものだけれど、わたしたち日本人を支配している空気は、ひと言では言えないものであるが、それを無意識のうちに上手く使いこなしているのも日本人だと感じる。空気を味方につけて、空気のせいにする巧妙な手法もあるのだろうと思えた。それがいいことだとは思わないけれど、日本という国でそれを上手く操れたら楽に生きられるのだろうと思った。
読了日:10月28日 著者:山本 七平
県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実 (文春新書)県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実 (文春新書)感想
初めは小説のように変わらずに読んでいたが、それが真実となると、やっぱり読んでいて重く感じられてきた。小説のようであるが、それが実際だと思うと感じられることは違うんだと思った。また、どこまでのことが書けているのかわからないけれど、捜査上など、書けることと書けないこととがあるのではないかと思った。何度も書くが、聞いたような話でも真実というのはやっぱり重いというのが、感想だ。
読了日:10月29日 著者:藪 正孝
横道世之介 (文春文庫)横道世之介 (文春文庫)感想
すごく不思議な感覚。ふわっとした暖かさを感じました。核心には触れられていないけれど、核心を知ったような感じです。今まで思い描いていたようなストーリーではなく、いつの間にかストーリーが終わってしまっていた感じで、その余韻がまたいいです。とってもピュアな人だなと思っています。
読了日:10月31日 著者:吉田 修一
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)感想
初めはとてもドロドロした感じだけど、そうでなく…。とぼけたような人たちが、実はとても暖かく、安心して読めました。
読了日:10月31日 著者:道尾 秀介

読書メーター

発信内容が違うことに気づく

いつもではなないですが
一定の文章を書いてから、読み直して
文章を、入れ替えます。

そして、その作業の時
いつも、思い出すことがあります。

中学校時代の国語の模試で

「この文章は、どこの段落に入るでしょうか?」

という問い。
その時は、変な問題だなと思っていました。

でも、今は
(ここじゃなくて、どこに入れたらいいかな)
なんて、考えながら同じようなことをしています。

今の投稿では
自分の思いを表現することが、私の目的になっていましたので
読んでいる相手に、自分の考えがうまく伝わるように
考えていました。

そこが、仕事とプライベートとの違いだとは思っていましたが
ブログやツイッター
たくさんの人に、読んでもらおうと思うと
プライベートとしての要素よりも
少し、ビジネス的な要素を多く取り入れないと
ダメなんだな、と改めて気づきました・・・。

今のところ、あまり余裕がないので
発信することが、目的になっています。

でも、いつか仕事と関連づけようと思うなら
そういったところを、しっかりと考えていかないと
と思いました。

今までも、言葉では聞いていましたが
やっと、腑に落ちました。

書きたいこと

今週、書きたいことがありながらも
時間問題でなかなか、書けず
ずっと考えていたことは
私は、ここで何が書きたかったんだろうか…
ということでした。

私は、投稿するようになり
今までの人生で、頭の中に糞詰まりになっていた
いろいろな思いを、外に出すことで
軽くなったという、印象をもっています。

文章として、表現することで
楽になった事実には、不思議な感じがします。

それでは、毎日のテーマを通して
私は、何が書きたかったのか。

詰まっていた思いを出したかった。
だから、文章にしてきました。

書きたいことの多くは、抽象的な思いなので
それを、表現するのは難しいなと感じながら
いつも書いています。
今は、これまでの自分の思いを
やっと、放出しつくした段階です。

まだ、自分の中に残っているモヤモヤした感覚を
上手く人に伝えたい、誰かと共感したい
という思いがあります。

今までは、こちらから一方的に
思いを文章にしているだけですが

裏では、自分の内省が深まり…と
勝手に自己完結していました。

これからは、相手を意識して内容を考えることも
チャレンジしてみたいと思います。

と言いつつも
それだけに、あまりとらわれずに
やっていきます。(#^.^#)

抽象化を組み合わせて

文章って難しいなと思うこと。

自分で思ってることだけど、上手く表現できない時
言語化できない状態の時があります。

私は思いを書くことはそれほど苦にはならないですが
物ごとを説明することが
あまり得意ではないです。

時間をかければ
わかりやすく説明することができますが
時間をかけないと、できないです。

文字自体が、具体物の抽象化だと考えると
抽象化の中で
私たちは、それをどう組み合わせていくのかを
考えているんですね。
それは、頭を使うわけだ…という感じです。

そう考えると、また興味深いです。

もう少し余裕が欲しい

私は、タイムパフォーマンスと言うよりも
時短をしていたんだと思いました。

平日にどうしても時間がないので
とりあえず
タイムパフォーマンスを上げたい、という思いではあるのですが
やっぱり時短的な発想が色濃かったです…

若い頃は、たくさんたくさん詰め込んでいましたが
詰め込むと疲れるので
一応、1日1イベントで詰め込まないようにしています。
これは、疲れないためになので
タイムパフォーマンスからきているものではないです…

タイムパフォーマンスを考えていると
Eでいることへの疑問は、どうしても大きくなってきます。
いろいろ、折り合いをつけながらですが
自分がなりたい姿をイメージしながら
時間に余裕をもてるような生活が、実現できるように
していきたいと思います。

2年前には、まったく気づいていなかったことが
どんどんと、見えるようになってきました。
それまでは、余裕なんて頭の隅にもなかったです…

タイパとはタイムパフォーマンスのこと

Eの働き方をしているので、仕方がないのですが
時間リッチの部分に、どうしても課題があります。

だから、タイムパフォーマンスを上げることには
すごく注力していると気づきました。

タイパを上げないと何にもできないので
できる限り、タイパをあげられるように
私はしてきたんだな、と改めて感じました。

一番、画期的だったのは「耳読」でした。
今では、オーディブルです。
(ちょっと文字でも確認したい時があるので
個人的には、耳読の方が好きなんですが
オーディブルのラインナップに、今は負けています)

もともとが、読書好きだったので
耳で、読書ができるようになって
運転していても、家事をしていても
読書ができてしまう、という
何ともお得な方法が、手に入って
まず、タイパは上がりました。

それと、入塾してやりたいことが増えたので
この生活の中で、時間を捻出する方法を考えていくと
どうしても、タイパを上げないとダメだったので
残業(サービス)をせずに、帰宅ことを目標に
日中は、仕事に集中するようになりました。

そうなってくると
長く話しても結果が出ない話などは、切れるようになって
視点を変えて、取りかかるようになりました。

欲求充足できた楽しい1日

いろいろな構造を聞くと、残念な気がしますね。
「国はなぜ滅びるのか」という本(だったと思う)を読んだときに
古代文明もですが、貧富の差が出てくると滅びていく…
ような内容があったとように覚えています。

昨日、エンジン01に参加して
いろいろな視点からの、たくさんの情報をもらいました。
どの講座に行っても、共通のキーワードとして出てくるのが
AIについてでした。

この流れはもう、決まったようなものだけど
それを早く受け入れて、順応するのか、というところが
カギになるように感じました。

まだまだ、そういった流れに抗っている人や職場がありますが
そんなことをしている暇はないと感じました。

それと、昨日気づいたことですが

私は、全く分野ではなくても
そう言った人のお話を聞くことが、すごく好きなんだということ。
一番前の席に座って「ふん、ふん」とお話を聞くことが
すごく楽しかったです。

知らない分野のお話を、たくさん聞けて
普段使っていない部分の脳が
ちょっと、刺激を受けた気がしました。

自分が知らない分野の、お話を聞くことや
人とつながることとが大好きだ、と改めて感じて
自分の欲求充足ができた、とっても楽しい1日になりました。

ちょっと嬉しかった話

ちょっと 嬉しかった話です。

先日、友人と話をしました。
友人と言っても、職場で知り合った友人です。

私は40歳で採用試験を受け、41歳から働きだしましたが
友人は、私より2歳年上で採用されました。
体育会系女子で、チームをまとめる力や
固定観念にとらわれない考え方や
そのパワーに、圧倒されました。

自信をもてるようになったきっかけも
彼女だったように感じます。
私には、そんな力はなかったですが
私のアイデアを、彼女が形にしていく様子を
目の前で見ていて、すごいな…と思っていました。

それからガンガン昇進していって
私は、彼女の背中を追ってきました。
彼女は来年には・・・というところで
期待もすごく、周囲もそう考えていると思います。

その彼女が
夏ごろに、上司に3月で退職するって言ったんだと
教えてくれました。

すごくビックリしたけど、思わず
「いいなぁ」と言う言葉がでました。
でも、羨ましいというよりは、嬉しかったです。

職場関係では
勝間塾の人でないと、話が合わないというような
思い込みもあったけど(思い込み、気を付けないとダメですね)
そうじゃなかった、ということです。

職場に一石を投じたり、風土を変えたり
彼女と一緒に、渦を作ってきたことが
いろいろ、思い出されました。

私が入塾したことは、話してないので
その後の起業の構想も、まったく話していません。

それでも
同じようなことを考えている人って、いるんだなと。

そして、塾とか入ってなくても
次の人生のことを、自分でしっかりと考えている人が
こんなに近くにいたんだ
やっぱりすごいな・・・と感動しました。

会議の帰りに、お茶をしたのですが
とても楽しい話になりました。

彼女は、上司やその上司や、いろいろな方面から
彼女の退職を、引き留めようとしているみたいです。

でも、それに対して「辞めるタイミングは、自分で決めますー笑」
と言っている彼女らしさに、口角が上がりました。

ちなみに
退職後は、すぐには何もないというところが
また、びっくりで
でも、仕事に疲れてやめるんじゃないねんけどなーと
子どもも自立したし、そんなに働かなくてもいいかなと思って、と。
まったく、その通り。

自分の軸をもっていることが、やっぱり一番強いと思いました。
すごく刺激を受けた、なんか嬉しい話でした。

抽象度は相対的

抽象的に考えると
すごく物ごとががシンプルになって
わかりやすいと、感じています。

でも、
具体的なほうがわかりやすい
と感じる人もいます。

だから、職場などでは
折り合いを見つけて、対応していくことがいいのかな…
と思ったりしています。

結局、相対的なものなので
私より抽象度高い人(研究者のような賢い人と言われる人に多い)の話は
わかるようで、わからないことが多いです。

それでも
私は、抽象的に考える方が好きなのかもしれません。
ふと、思い出し たのですが
小学生の卒業式のことです。

卒業証書をもらった後に
将来なりたいものを発表する場面がありました。

周りの友だちは
保母さんとか、野球選手だとか…具体的な職業が多かったのですが
そこで「正しい判断のできる人になりたい」と言いました。

その頃から、抽象的な方が考えやすかったんでしょうね。(^_^)

外から俯瞰して見る

おとといの帰り道。

勤務先の近くに、駐車場があるので
駐車場までの道を、歩いていました。

細い道の住宅街で、あまり人通りもないところです。
もう、6時半くらいだったので真っ暗でした。
たまに、犬の散歩をされている方がおられるくらいです。

その道で、おばあさんらしき人が声をかけてきました。
街灯がない場所だったので、お顔が見えないまま

「〇〇駅の方って、こっちですかね?」と。

「いいえ、あっちですよ。」
と、少し明るいところまで移動して指差しました。

〇〇駅とは最寄りの駅ではなく、隣の駅でした。
(私鉄沿線なので、隣の駅は近いですが)

私も、突然のことで何のことかわからず
初めは、全体像がわからないままお話をしていました。

とりあえず、聞いていると
どうも、家に帰る道がわからなくなった…と言うおばあさんでした。

ただ、電車で出かけていたような
普段着ではない、子綺麗な格好しておられたように感じました。

そして「考え事をしていて…」「なんでわからなくなったんやろ?」
と何度もおっしゃっていました。

私は、失礼のないように
「住んでいらっしゃるおうちですか」
と尋ねると「はい」と言うことでした。

もしかしたら
娘さんのお家に来られて、帰り道がわからなくなってしまったとか
そういうイレギュラーなことかな、とも思ったのですが
そうでもないようでした。

個人情報のことも気になりましたが
とにかく、お家を探そうと住所をお聞きすると
住所をおっしゃったので
それをGoogle マップで見てみると
少し離れたマンションで確かめてもらいました。

車を使うほどでもなかったので
一緒に歩いて行こうと思って、歩いていると
大きな通りに出て

「あーここわかります。なんでわからなくなったんやろ?
ほんとに認知症みたいよね」とおっしゃって

「大丈夫です」と言うことだったので
そこで別れました。

帰宅して、その話を夫にすると
(夫は老人介護をやっています。そして私も携わっていました…)
「それは認知症の始まりかもね」と言いました。

私も、もう少し引いてみていれば
確かに認知症の始まりのように感じることができたと思えました。

そう思うと
その後、まっすぐの道だったけど、マンションまで帰れたのかなと
心配にもなりました。

私の学生時代に
徘徊がひどかった同居の祖母も、知らない土地まで歩いて行って
歩き疲れて誰かに助けてもらうことがありました。
それを思い出すと
これは、交番まで一緒に行ってもよかったのかな、とか
家族の人が、道に迷っているその状況を知らないかもしれないな…とか
いろいろ思いました。

私も初めお話しした時に、認知症という言葉はよぎりましたが
決めつけることは失礼だし
お話を聞いて、その通りに対応しましたが
失礼のないようにという思いが強く
認知症ということを、強く排除していました。

通りすがりのものとしては
今回できることをした、とは思います。

でも、初めからもう少し、全体を俯瞰して見られていたら
何か対応が変わっていたかも知れないな、と思っていました。

抽象的な内容の専門書

何年か前に、読んだ専門書は
多くの情報が、載っているけれど
あまりわかりやすいモノでなくて
初心者には、向かないと評判でした。
当時、私も同じように感じた覚えがあります。

how-to本ではなく、読み込んでいったり
掲載されている情報を、自分たちに合うように
カスタマイズしたりして、活用する…
というのが、コンセプトだということでした。

今、見返してみると
具体的な事例に、特化しすぎず
本質の部分に注目して、応用できるように
書かれていました。抽象的です。

そういう視点でみると
読者も選んではいると思いますが
一見、答えがすぐなくて、わかりづらい本って
奥深いな、と感じます。

当時、その本を読みながら
いろいろな仮説を立てたことを思い出しました。

それぞれの抽象度

ここ2年ほどで、いろいろなことが
楽になってきたな、とは感じていました。

それまでは
いろいろな面で、私は形にこだわっていて
そういうところで
具体的な、完璧を求めていたところがあったんだな
と分かりました。
完璧と、具体的ということが
はじめて、つながりました。

どこか、自分の考え方が緩くなったと
感じていましたが

その範囲内での、ここさえ押さえていれば…
と言うところが分かれば
少々の変更が、考えられるようになって
自分で塩梅を考えて、動けることが楽な気もします。

だから、周りの人にも
そういう抽象的な線引きを、伝えることもできます。

でも、これは少し危険な部分もあって
抽象度を、どう捉えるのか
人によっての違いがあるので
抽象度を上げると、内容が伝わったり
伝わっていなかったりしてしまいます。

仕事で、確実に伝わってほしいことは
やっぱり、具体的な内容を示しています。
(これは、当たり前ですかね)
少し入り込んだ話になると、抽象が出てきて
その方が、お互いに理解しやすく感じます。

仕事でも、抽象的な内容で判断してもらえる方が
自由度が高くて楽だと、私は思うのですが
これは、本当にいろいろで
具体的な指示をもらう方が楽だ、という人も多いですね。

モヤっとする抽象を表現する言葉

2年前と、比べたら
抽象思考ができるようになった…
と、昨日は書きましたが
実際、うまく言葉では表現できないけど
感じている共通点のような、概念のようなものって
まあまあ、あります。

そういう時に
そのモヤッとした概念を支えるボキャブラリーは
少し増えたかな…程度で
言えないことがありますね。

いつも見ているものや、よく知っているものについては
言語化できることが多いですが
初めて見るものに関しては
子どものように、うまく言葉がつながらない
そんな、感覚があります。

実際に、言葉を使ってみて
その時の表現は、こういう言葉を使うと
しっくりくるんだ・・・と
体感して、納得できてやっと
表現する言葉を知るという感じです。

これは、小さな子どもと
同じだな、と思います。
そして、次回
同じようなことを表現するときに
同じ言葉を思い出せばいいのですが
歳のせいか、すっかり忘れていて
また、新鮮な体験をします。
そんなことを、繰り返していますね。